ジョージアと日本は2012年からの4年間で3度対戦し、日本が2勝1敗。最新の世界ランキングでも日本の12位に対しジョージアは11位。フィジカルの強さを生かして激しく向かってくるジョージアに対して、日本がどれだけ逃げずにディフェンスしぬくか、少ないチャンスに逃さず得点を取り切るか、ということが常に問われるカードだ。
松島のトライで先制。唯一無二のアタックで攻めるジョージア
2016年の対戦は、日本のカウンターアタックで幕を明けた。開始9分(時計は手元計時=以下同)、いきなり迎えた自陣ゴール前のピンチを耐え抜き、ボールを奪った日本はFB松島幸太朗が相手陣深くへキック。これを松島が追い、相手と競ったこぼれ球を拾ってカーン・ヘスケスが前進。さらにタックルされたところにすぐ起き上がった松島が走り込んでパスを受け、左中間に電光石火の先制トライ。わずかなチャンスにノーミスで繫いだみごとな先制劇だった。