ラグビー日本代表は15日、9月のワールドカップ・フランス大会に向けた強化試合「リポビタンDチャレンジカップ2023」でオールブラックスXVとの第2戦に挑んだ。第1戦ではジャパンらしいアタックを見せることができなかったが、第2戦では、アタックの部分で修正されたところを見せた。特に後半はリザーブのSH流大・CTB長田智希らを中心にチームにエナジーを与え、26点差を14点まで追い上げてオールブラックスXVを追い詰めた。
ジャパンは強化試合を終え、来週22日、札幌ドームで「パシフィックネーションズカップ」でサモア代表とのテストマッチに挑む。試合後に行われたジェイミー・ジョセフHCのコメントを全文翻訳したものをお届けする。ジョセフHCがこの試合を通じて感じたチームの現在地とは。
――2試合同じWTB2人(セミシ・マシレワとジョネ・ナイカブラ)を起用した点
つまり、2人のウインガーのコンビネーションを過度に考えてはいけないということだ。ケガ人が多い。木田(晴斗)はご存知の通り、ここ数週間ケガをしており、セレクションのプランには含まれていない。ここ数年我々の左ウイングとしてセレクションに入っている(シオサイア)フィフィタも浦安合宿の最初の週にケガをしている。フィジー出身の2人が選ばれたのはそれが理由であり、他の2人がフィットしていれば、また違ったケースになっていたかもしれない。