日本はNo8で先発予定だった姫野和樹主将がふくらはぎ痛で出場を回避。ロックからコーネルセンがNo8に回り、メンバー外からサウマキ・アマナキがロックに入るスクランブル体制で初戦に臨んだ。
2023/09/11
文●編集部
先手を取ったのは初のワールドカップ出場に燃えるチリ代表だった。6分、自陣10m線手前のスクラムからFBアジャルサが右ショートサイドを突破。日本のカバーディフェンスも必死に戻るが、競り合ったこぼれ球が日本のゴール前に転がったところをチリSOフェルナンデスが掴んでトライ。チリにノックオンがなかったかをTMOで確認した上でトライが認められ、WTBビデラがコンバージョンも成功。チリが7点を先行する。日本にとっては、4年前の開幕戦でロシアに先制トライを許した場面を思い出すような流れだった。
しかし、日本はすぐに追いつく。キックオフを相手が落球したところに走り込んだリーチマイケルがボールを掴むとそのまま相手陣深くへ前進。ラックから右にSH流大が持ち出し、DFを寄せておいてLOアマト・ファカタバへパス。アマトがそのまま特大ストライドで右中間インゴールまで走り切ってノーホイッスルトライ。松田力也のコンバージョンも決まり、すぐさま7-7の同点に追いつく。