9月のワールドカップに向けて、チームを作り上げているラグビー日本代表。指揮官、ジェイミー・ジョセフHCはウォーミングアップの時から、顔には緊張感が感じられた。
本番に合わせてピーキングしているとはいえ、主力メンバーではないサモア代表にホームで負け、ワールドランキングは12位へ降格。国内4連敗はチームを勢いづけるどころか、自信が揺らぐ要因にもなりかねない。是が非でも勝利がほしい、そんな状況で挑んだトンガ代表との一戦。
最後の最後まで勝利ができるかどうか分からない展開の中で、21-16で接戦に勝利。今季初勝利を収め、試合後選手たちを労うジョセフHCの表情からも安堵の様子が伺えた。トンガに勝ち切れた要因、そして選手の評価、さらにサモアを一蹴したフィジーとの国内最終戦をどう戦おうとしているのだろうか。
――よかったところ、悪かったところ
入りは良かったと思います。ディフェンスもすごく良かったと思います。相手はとてもフィジカルなチームですし、トンガの選手たちは私たちを激しいコンタクトで苦しめました。ですが私たちも最初からフィジカルに対応し彼らを抑えることができたと思います。