小瀧尚弘「自信を失っていたシーズンだったがまだ行けると確認できた合宿だった」 | ラグビージャパン365

小瀧尚弘「自信を失っていたシーズンだったがまだ行けると確認できた合宿だった」

2024/05/29

文●編集部


5月29日、第2期エディージャパンが菅平合宿を終えた。約9日間に及ぶ本格的な合宿はHC就任して初めてとなる。合宿に招集されたLO小瀧尚弘(コベルコ神戸スティーラーズ)は10年ぶりにエディージャパンの合宿に参加した。「自分の気づかなかったことに気づいた合宿だった」と振り返った。

「エディ―さんが言うように体の限界はないんだなと実感した」

――今日の試合の感想は


めちゃくちゃきつかったですね! 吐きそうになりました。でも9日間やってきたことが随所に現れたいい試合だったかなと思います。


――この合宿にどういったテーマを持って臨んだ?


「きつい合宿」だと聞いていて、呼んでもらってありがたかったが、きついな……とブルーな気持ちもあったが、振り返ってみれば、本当に来て良かった。この合宿に参加して、エディーさんが言うように体の限界はないんだと実感した。今日の練習は一番きつかった。超速ラグビーをやるためにやってきた一つ一つの練習は本当にきついですけど、本当にためになりました。


――エディーさんの指導はどうですか?


本当に細かいことも逐一ちゃんと指導してくれます。普通のヘッドコーチならたぶん、そこまで触れないことも一つ一つ全部言って、気づかせてくれたので、自分の気づかなかったことに気づいた合宿でした。タックルの指導はディフェンスコーチが指導してくれるが、その中でも(エディーさんは)体の使い方など、さらに細かいことも一つ一つ指導してくれた。超速ラグビーを体現するために必要な「Being motion(ビーングモーション)」、走り込んでボールをもらうなど一つ一つ言ってくれる。タックルでも手の使い方、体の使い方を指導してくれた。



――エディーさんの指導はいつ以来?


エディーさんに関しては(大学生のときから)10年ぶり、代表活動は2年ぶりくらいですかね。本当に、(呼ばれて)嬉しかったです。今季、神戸であまり試合に出られていなかったので、どこを評価してくれたか(エディーさんに)聞いていないですが、僕のことを知ってくれているのが嬉しくて、本当に頑張ろうと思っていた。

(1on1ミーティングは)なかったですね。エディーさんは変わらず、厳しいところは厳しく、褒めてくれるところは褒めてくれて、モチベーションが湧きました。


――朝から練習をしていましたね


普段も朝から練習はないし、ジェイミーさんの時はなかった。新鮮でしたし、体を追い込んだ合宿でした。


――超速ラグビーをかなり落とし込んだ?


一つ一つ超速ラグビーをやるための意識もそうですが、超速ラグビーに何が必要か、体の使い方、作り方をすごく学んだ。その中で、まだまだですが、少しずつ超速ラグビーが身についていった。

これから機会があれば突き詰めていきたい。今日に関してはプレッシャーがかかる中、バテましたし、今の段階ではまだエディーさんの理想とする超速ラグビーには届いていないですが、練習の態度としては見ていただいたかな。常に全力でやりました。選ばれなくても今回の合宿は、本当に来て良かったと思える合宿でした。

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