24日、ラグビー日本代表はワールドカップ前のテストマッチ最終戦となるイタリア代表戦(日本時間:27日1:30キックオフ)の試合登録メンバーを発表した。先日、追加招集されたFLサウマキアマナキ(神戸スティーラーズ)がリザーブ入りし初キャップを果たす。国内の強化試合、テストマッチは2試合でレッドカードと厳しい状況を強いられたジャパンだが、ジェイミー・ジョセフHCは「バットラックは全部おいてきた。フィジカルともにいい状態」と話す。今回初キャップを果たすサウマキについては「競争の激しいポジションにいたので(今回)試したい。」と起用の意図を明確にした。
「(初キャップの)サウマキは(今回)試してみたい」
――イタリア戦の選考について向けて
(FWは)ワーナー、アマト、カードの出たラピースと出られない選手がいるので判断をいろいろ変えてやっています。それでケガ明けの福井、サウマキにチャンスが来た。サウマキは競争の激しいポジションにいたので(今回)試す結果になっています。それ以外のFWの選手はキー選手で一貫性あるプレーしているので今回、メンバーに入っています。
――戦い方について。キックとポゼッションの割合に関して。
どちらかというより、バランスが大事だと思っています。暑いですしボールが滑るので、どのくらいボールを保持するか、キッキングゲームで相手に保持させるか。どういうラグビーをするか自分たちはわかっている。(イタリアと)フランスでは気候が変わってくるので、相手によって変えていく。
――前の試合からハーフ団を変えたが
ナギ(流)はチームにリーダーシップ、スピード、経験からいい判断をもたらしてくれる。
副キャプテンとしてチームに自信をもたらしてくれる。齋藤もいい選手で、どっちが先発かということで、今回の試合はナギに任した。SOも同じような感じです。(松田)力也も経験ある選手だが、まだトップパフォーマンスが発揮できていないと感じているので、今回は(李)承信にスタートを任せてみようかなと思いました。
――国内5試合後、チームのコンディションは
とてもいいです。5試合の中でレッドカードが出たりしてチームにフラストレーションがたまっていた。チームの自信を削ぐ感じになっていた。ケガ人もいた。そのバッドラックは全部置いてきたので、フィジカルともにいい状態です。W杯に向けてメンタルの準備しないといけない時期です。メンタルの部分でいうと、W杯の選考が日本で行われて、選手はプレーに集中できている気がします。今までは43人スコッドがいて、自分は選ばれるのか、プレーはどういう状態なのか不安の中でプレーしていたが、今は33人一体化してチームは集中していると思います。