ラグビー日本代表は、9月のワールドカップ本戦に向けウォーミングアップマッチとしてサモア代表とテストマッチを行った。結果は22-24。14人になったとはいえ、多くのチャンスを自らのミスで逸した場面が多かった。稲垣啓太に試合後話を聞いた。
――会見で坂手淳史キャプテンが「スクラムの修正に時間がかかった」と言われていました。
(修正まで)遅かったですね。スクラムのナレッジというんですかね。今、スクラムで何が起きているというのを、前3人だけじゃなくて後ろ5人にもちゃんと共有する必要があったと思います。何が起きていたかというと、サモアは、スクラムでバインドする瞬間にかけてくる前提だったんですが、かけてこなかった。
そこに対してはすぐ修正できましたけど、次にどこがうまくいかなかったかというとすごく距離が遠かったんですよ。今までのスクラムと同じ足のポジションだと足が伸びてしまうんですよ。だから最初のヒットはいいように見えますけどすぐに戻ってしまう。その現象が前半でした。そこに修正を入れるのが遅かった。気づいて修正したときは全く問題なかったんでうけど、遅かったと思います。