ラグビー男子15人制日本代表は、6月から始まる浦安合宿に参加する、日本代表ならびに日本代表候補選手46名を発表した。今回の招集では、リーグワンでのパフォーマンスを評価された選手たちも含まれていた。セレクションポリシーや今後の合宿や試合の位置づけについて、藤井雄一郎ナショナルチームディレクターに話を訊いた。
藤井雄一郎 ナショナルチームディレクター
リーグワンのシーズンが終わって、クボタが優勝した。みんな高いレベルの試合を経験できていた。これからは6月の合宿を経てW杯までナショナルレベルに上げていく作業に入っていく。そのためのメンバーを発表しました。
――日本代表と代表候補の違い
(ラピース、ガンター、タタフの)3名はケガをしているので、戻れるか戻れないかも含めて、候補に入れている。彼らが復帰してくれば入れ替わる可能性がある。ケガの状態ですね。メンバーに入っているが、(日本代表で)ケガがちの選手もいて、(代表候補は)そのカバーに入っている選手もいる。
――昨秋の欧州から新しいメンバーが入った
ケガ人なんかもいるということと、若い選手も含めて、本当にパフォーマンスが良かった選手、一貫していいパフォーマンスだったという選手を選んでいます。
――長田智希(埼玉ワイルドナイツ)と木田晴斗(スピアーズ東京ベイ)について
本当に最後の試合なんかもそうですが、レベルが上がれば上がるほど良いパフォーマンスを出していた。今季それは変わらなかったし、歳も若い。
――ジャパンXV(対オールブラックスXV:7月8日、9日)の試合はこのメンバーのやりくりするのでしょうか。
そうですね。ゲームというより合宿の中の1試合。調整せずに、体がきついままで迎える。徐々にゲームウィークを迎えて試合形式に変えていく。
――これから新たなメンバーが入っていくのは難しい?
100%これと断言はできないが、基本的には今選ばれたメンバー軸にやっていく
――オープンFLについて
オープンサイドFL、ブラインドFLもラインアウトが取れなくなるとオプションが取れなくなる。そういう意味でセットプレーでやられると(難しい)。イングランドはセット中心のチームなので、他のところでかなりのレベルがないと入ってこない。(ラピースは)世界でも屈指のフットボーラーなので、彼なしでは考えられない。