桐蔭学園、3連覇へ快勝!HO堂園尚悟主将が大会前に語った、花園への「氣」とは…新チーム発足からの苦悩 | ラグビージャパン365

桐蔭学園、3連覇へ快勝!HO堂園尚悟主将が大会前に語った、花園への「氣」とは…新チーム発足からの苦悩

2025/12/31

文●斉藤健仁


12月30日、優勝すれば史上6校目となる花園3連覇となる桐蔭学園(神奈川第1)は、大会初戦で常翔学園(大阪第2)と激突した。桐蔭学園はキャプテンHO堂園尚悟(3年)の先制トライで流れを掴むと前半を17-5とリードして折り返した。後半も常翔学園を無得点に抑え込み、堂薗らが3つのトライを挙げるなどして37-5で快勝。強敵相手に快勝して3回戦進出を果たした。

攻守にわたって初戦の難しさなどは感じさせない見事な戦いを見せた桐蔭学園だが、チームを率いるHO堂園尚悟主将が大会前に、新チームになってからの苦悩、3連覇がかかった花園、そして日本一への思いを語った。

桐蔭学園・HO堂園尚悟主将

――新チームになってから昨季のキャプテンだったFL申驥世(慶応義塾大1年)に相談したそうですね

(申)驥世さんになろうっていうのは 多分、絶対無理だと思ったので、自分がチームに対して何ができるのかっていうのがわからなかったので、相談しました。新チームが始まってからキャプテンになり、迷ったっていうか、どうやればチームに貢献できるか考えた時に、前主将の(申)驥世さんに相談すると「お前ができることってプレー中に声を出しまくって、体をバチバチ当て続けることなんじゃないの? 俺はそれがおまえの強みだと思っている」言われました。

申驥世選手が主将として花園連覇を果たした桐蔭学園

申驥世選手が主将として花園連覇を果たした桐蔭学園

自分が主将として、まず何をしなきゃいけないのかというと、チームに対して声で鼓舞し続けることもそうですし、試合中にプレーで、背中で見せなきゃいけないというのが自分のあるべき像っていうのがあると思います。また自分は昨季の花園(優勝)の経験をして、本当に(大会で)起こり得ることなど、経験をチームに共有していかなきゃいけないんじゃないかなって思っています

――申驥世さんには、いつ頃に相談されたんですか?

選抜大会の後なので4月に入ってからですね。神奈川県の新人大会決勝でも同点になったときに、電話して、自分はどうすればいいのかみたいな話もしましたね。自分が本当にキャプテンでいいのかということも、チーム内でずっと言われ続けていたし、昨年度と比較されることもあったので、自分の中で思い悩んでしまうところがあったんじゃないかなと思います。

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