1月31日(火)、オーストラリア代表の指揮官に就任したエディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)が母校であり、かつて教鞭をとっていたシドニーのマトラヴィル・スポーツ・ハイスクールで40分以上に及ぶ就任会見に臨み、地元メディアを前に強気な姿勢を見せた。
融和のためにラグビーはどのような役割を果たすか・・・
――エディー、たくさんの人が「おかえり」と言ってくれていますが、ここに来て本当に故郷のように感じられますか?
ああ、そうだね。(エラ家の)マーク、グレン、ゲイリーとで話していたんだ。1977年にここを離れてから、今ここに戻ってくるのはとても特別なことなんだ。いい気分だ。とても感慨深いものがあるね。
――先住民の学生もたくさん来ています。融和は、現在、オーストラリアで交わされている議論の大きな部分を占めています。融和のためにラグビーはどのような役割を果たすとお考えですか?
そうですね、まず私の経験をお話しますと、幼稚園に通っていた時のことですが、誰にも差がないんです。みんな同じ。クリケットやラグビー、ラグビーリーグで一緒に遊んだりしました。
そして、私たちの間には何もなかったのです。私は戻って来てここで教えました。(今思えば)とてもひどい教え方でした。 数学とその他です。違った感じでした 人々の間に対立があったのです。
そして今、私がオーストラリアのラグビーで本当に素晴らしいと思うことの1つに協調への努力があります。ラグビーをするアボリジニの子供たちが増えている一方で、他のスポーツでは良い成績を収めているので、私たちはアボリジニの子供たちのためにもっと努力する必要があると思います。
私たちはもっとプレーしたいし、これまで先人たちが人々のためにしてきたことを見てきたのだから、もっとしていきたい、私もその一員になりたい。
――では、私たちを未来に連れてきてくれたわけですね。つまり、私たちがここにいるのは、オーストラリアのラグビーの未来のためなのです。どのように? これは挑戦の一部だと思います。勝利は助けになりますが、どのように取り戻すのですか? ファンのサポート、ファンの忠誠心? 本当にエネルギーを取り戻すのですか? その背景には何があるのでしょうか?