パシフィックネーションズ・カップいよいよ開幕!南洋のライバルたちとの対決が始まる! | ラグビージャパン365

パシフィックネーションズ・カップいよいよ開幕!南洋のライバルたちとの対決が始まる!

2012/06/05

文●大友信彦


 

パシフィック・ネーションズカップ(PNC)がいよいよ開幕する。

現在、日本とフィジー、トンガ、サモアの環太平洋4カ国による総当たり戦で行われているPNCは、2006年、NZ(ジュニアオールブラックス=JAB)を加えた5カ国による「パシフィック・ファイブネイションズ」として発足。翌2007年にはオーストラリア(オーストラリアA)が加わり、現在のPNCに改称された。

2008年にはNZ代表がNZマオリ(NZM)に変更されたが、2009年には再びJABに戻る。その一方で、オーストラリアAが離脱した。

2009年までの4年間は、すべてNZ勢が優勝していた(JAB3回、NZM1回)が、IRBの国際大会再編を受け、2010年にはJABも離脱。日本とフィジー、トンガ、サモアの4カ国による総当たり戦に変更された。

また、開催方式も変化している。2008年まではホーム&アウェーを基本にしていたが、2009年からは集中開催へ移行。2009年大会は1試合をサモアのアピアで行った以外はフィジーで開催され、2010年は逆に、フィジーのラウトカで1試合を行った以外はサモアのアピアで開催した。2011年は日本で全試合を開催する予定だったが、東日本大震災と原発事故の影響から、日本vsサモアの1試合が秩父宮で開催されただけで、残る試合はフィジー(ラウトカ、スヴァ)で行われた。

今年は、昨年果たせなかった日本での集中開催が叶ったのだが、最終週のフィジーvsトンガだけは、フィジーのラウトカでの開催。

これは、南半球に遠征するスコットランドが、6月16日にフィジーと、23日にサモアと対戦するため。おかげで、今年も「1試合以外はすべて××」というフォーマット(?)は残った。

日本は昨年、初優勝を飾ったが、2位のトンガとは勝ち点で同点。3位のフィジーと4位のサモアも同点だった。そして、全試合の総得失点差では、1位の日本よりも2位のトンガが、3位のフィジーよりも4位のサモアが上回っていたのだ。

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