6月16日、RUGBYJAPAN365と高田馬場ノーサイドクラブのコラボイベント「高田馬場でセブンズに浸ろう! サクラセブンズ応援ナイト」を開催。サクラセブンズで2016年リオ五輪、サクラフィフティーンで2017年ワールドカップに出場した女子ラグビーのレジェンド鈴木彩香さんと冨田真紀子さんにお越し頂き、サクラセブンズ応援トークを語って頂きました。ここではそこでのトークの一部、2人の思い出トークと、パリを目指すオリンピックスコッドの素顔、エピソードトークの採録をお届けします。
鈴木彩香(以下、鈴木) こんばんは。今日は一緒に過ごしてきた仲間なので、今日は一緒に皆さんと応援してオリンピックを楽しく盛り上げていきたいなと思っています。
冨田真紀子(以下、冨田) 私はちょうど1月くらいにラグビーを引退して、お台場にあるテレビ局で働いています。経歴としては早稲田のこの高田馬場で4年間、屍のように暮らしていました笑。
その時は早稲田クラブだったり、世田谷レディースでずっとラグビーをしていました。彩香ちゃんとは2016年のリオに出場し、2017年のアイルランドで行われた15人制ワールドカップに出た後に、山口県にあるながとブルーエンジェルスというチームをもう1回ゼロから作ろうということで活動していました。
東京オリンピックをずっと目指していたんですけど、前十字靭帯を切って行けず、その後、なにか自分の新しいものを探していたところ、アザレアセブンという自分が大事にしていた女性と子供というのをターゲットにしているチームとめぐりあいました。ディビジョンとしては、彩香ちゃんがいたアルカスの一つ下でしたが、そこでリハビリをしながら、最後、フランスの1部リーグにチャレンジしました。
大友信彦(以下、大友)レジェンドのお二人ですが、現役でプレーをしていた頃はどんな関係だったのか気になりますよね。さっそく聞いてみたいと思います。
鈴木 真紀子が高校生のときに海外留学して戻ってきたときにすごく大きくなってもどってきたんです。
冨田 デブになっちゃいました。オーストラリアに1年間留学して、オーストラリアといえば「ティムタム」(オーストラリアで人気No1のチョコレートビスケット)ですよね。
鈴木 私それを知らなかったから、そんなに美味しいものでこんなに体が大きくなれるんだっていう衝撃でした。
冨田 高校2年生の時に帰ってきたんですけど、身長変わらず15キロ増えて帰ってきたんです。みんなにとってのウォームアップが私にとってはキツくてフィットネスでした(笑)。それでも体格を買っていただいて、U23代表で彩香ちゃんと一緒にラグビーできたんです。できたんですが…その時にものすごいパスが来るんです。
鈴木 思いやりのないパス・・・(笑)
冨田 ミサイルパスが。本当に速かった。怖くて当時は「彩香ちゃん」なんて呼べなかったです。
鈴木 絶対うそだよー。
冨田 私は中学3年生からラグビーを始めたんですが、彩香ちゃんとかは当時のユースで小さい頃からずっといっしょにやっていたんで、ちゃん付けとか、上下関係そういうのなかったんです。女子ラグビーはずっと小さい時から一緒にやっているんで仲良かったんです。
鈴木 (呼び方は)彩香ちゃんと真紀子だったよね。
冨田 2009年にセブンズがオリンピック種目に決まったときに彩香ちゃんが一番フューチャーされてましたよね。
鈴木 協会の広報誌や雑誌の表紙になったり。『女子が表紙になっていいの?』という衝撃がありましたね。
大友 当時のお話も楽しくてもっと聞いていたいのですが、今回はパリオリンピックのサクラセブンズ応援をテーマに企画しました。ここからは、パリのオリンピックを目指す選手たちに目を向けてみましょう。選手達の素顔の情報を、よく知るお二人から教えていただけますか。