本誌では今大会でも活躍の目立った選手7人をドリームセブンとして選出。この大会は2つのグラウンドで複数ゲームがインターバルなく同時進行し、かつ今回は雷による順延もあってスケジュール変更も多く、チェックできなかった試合も多かったため目の届かなかった選手も多いことをあらかじめお断りします。なお、今大会は交流試合のため得点者を公式に記録していないためトライ・得点ランキングは判明していません。
大内田葉月 (福岡レディースB/修猷館3年)
主将として、妹・彩月とダブル司令塔としてポジションを入れ替えながらゲームメークし、自ら走り、自由自在のゲームリードで福岡レディースBを優勝に導いた。
初戦の群馬A戦ではキックオフからのノーホイッスルトライでチームを勢いに乗せ、1位トーナメントの関東学院六浦P戦では相手の司令塔・伊藤ちひろの独走に長躯戻ってトライセービングタックルを2度。六浦Bとの決勝では終了直前、自陣から相手タックルを振り払い、くぐりぬけ、約70mを独走して優勝を祝うトライをスコア。短いインターバルで4連戦というタフな条件でも走り切るスピード&フィットネスを披露した。
文句なし!本誌が選ぶ大会MVP。
浅利那未 (関東学院六浦Purple/2年)
セットプレーにブレイクダウンに身体を張ってボールを獲得し、KGM自慢の高速バックスを走らせては休みもせずに高速サポート。順位決定トーナメント初戦で実現した福岡Bとの注目対決では0-22とリードされた後半早々、自陣から約70mを激走するトライ。FWとは思えない走力も披露した。負傷者の続出した3年生チーム・六浦blackに助っ人としても出場して奮戦。無尽蔵のスタミナも光る大器だ。