9日、ラグビー日本代表は、ワールドカップ2023フランス大会の初戦、チリ戦に42-12で勝利し白星発進した。ジャパニーズロック、こと大野均さんとラグビージャパン365・スーパーバイザーを務める大友信彦さんがチリ戦を特別解説。均さん独自の視点でこの80分をどう見ていたのか必見の内容となった。
試合終了2時間30分後に両氏が集合
大友 日本代表のワールドカップ初戦がたった今終わりました。
大野 そうですね。今は日本時間の23時45分。
大友 均さんはどこで試合をご覧になっていましたか?
大野 花園ラグビー場でパブリックビューイングがあって、大勢のお客さんと一緒に見てました。
大友 盛り上がりましたか?
大野 盛り上がりましたね。自分の他にも木津武士さん、立川理道さんが来てくれて、2015年に南アフリカに勝利したときのメンバーですけれども。多くのラグビーファンが集ってくれました。
大友 たくさんお客さんいらっしゃいましたか?
大野 今日はちょっと雨だったんですが、4000人から5000人くらい入って、メインスタンドの屋根があるところはもういっぱいだったんで。晴れたらもっと入ってくれたんだろうなと思います。
早速チリ戦レビュー!まさかの先制点を奪われるスタート・・・誰もが思い出したあの場面
大友 早速、試合の映像を見ながらチリ戦を振り返って行きましょう。まずはチリに先制されます。ちょっと微妙な形からでしたけど、どう見てました?
大野 いや、まあちょっとヒヤッとしましたね。試合を通してですけれども、チリはやっぱり勢いがあるなというのを感じました。やっぱり日本代表選手たちもちょっと硬くなっているのかなという感じですね。
大友 多分皆さん感じたことだと思いますけど、やっぱり4年前のロシア戦を思い出しましたね。
大野 本当にそんな感じでしたよね。
大友 初戦の緊張感って均さん記憶ありますか?
大野 自分たちがワールドカップ出たときは挑戦者側だったんで。しかも自分は3大会出ていて、2007年はオーストラリア、2011年はフランス、2015年は南アフリカと優勝候補のチームとの対戦だったので、もちろん緊張はしますけど、自分たちの持っているものを全部出しきってやろうというマインドの方が多かったですね。
大友 どっちかというと今日のチリ側だったんですね。
大野 そうですね。2019年のロシアとか、今日のチリとか、そっち側の立場でしたね。
大友 この最初のトライの取られ方、もちろんヒヤッとする、どうなるんだろうと心配する部分もあったかと思いますが、均さんからみて大丈夫だっていう感覚でしたか。それとも心配してみていましたか。
大野 ヒヤッとしましたけども、取られ方も、ボールの転がり方もあったし、日本代表の選手もしっかり戻っていたんで、まだまだこれからと、そう見ていましたね。
大友 まあチリがよかったというのはこの後の話でも出てくるかと思いますので、次の場面にいきましょうか。次は7分から8分にかけてですね。