3月21日、リーグワン初代王者を決めるファイナル進出をかけて東京サンゴリアス東京は、東芝ブレイブルーパス東京と対戦。後半途中まで劣勢のサンゴリアスは、後半、キャプテンの中村亮土が本能的な判断で奪った逆転トライで30-24と勝利。昨シーズンに続きファイナル進出を決めた。とらいを決めた中村に真っ先に駆けつけたのはSH流大だった。
――今日の試合のプランは
ハーフウェイラインまではなるべくフェーズを重ねず、テリトリー取って、自分たちがアタックしたいエリアでアタックするといった感じでした。結構、満足にできました。
――後半リードされた後は?
前半、風上で、後半、風下だった。リードされても敵陣にいけばマッケンジーの3点(PG)もありましたし、モールのアタックが非常に有効だったので、しっかりアタックしようと話していました。
――前回の対戦から何を改善?
気持ちの部分だけですね。府中ダービーは、どっちが上手いとかはほとんど変わらないので、どっちが勝ちたい気持ちがあるか、厳しい局面で頑張れるかだと思う。そこを選手でいろいろ話をして臨みました。
――序盤はかなりアタックが止められたが?
あれくらいは想定していた。本当に強いチームなので、どう我慢するかが大事だった。ペナルティー取られたがいい我慢できたと思います。
――小川主将がサントリーさんの方が落ち着いていたと話していたが
相手が疲れていたのが明らかにわかりましたし、要所、要所のパスのずれがとかが出てきて、こっちのプレッシャーが上手くいっていたのかなと思います。
――東芝に負けた試合の後、チームの雰囲気が変わった?
自分たちを見つめ直すきっかけをもらって、トヨタヴェルブリッツ戦に向かっていっていたが、中止になった。その分、ミーティングも増えて どうやったら自分たちのスタイルに戻れるか、ファイナルラグビーに勝てるかという話し合いができたのでいい時間だったと思います。
一言で言えば、頑張ること(が大事)です。ボール持っているときも持っていないときもハードワークして、前回は勝つ気持ちが相手に上回れた。そこがないと東芝には勝てない。今年の東芝、今日もやっていて本当に強くて、来季も優勝を争うチームだと思うので、そのチームに勝てたことは自信になりますし、決勝に向けていいイメージを持てると思います。