スピアーズ、ホーム・えどりくで15連勝なるか、HO杉本博昭とSOバーナード・フォーリーが抱負を語る | ラグビージャパン365

スピアーズ、ホーム・えどりくで15連勝なるか、HO杉本博昭とSOバーナード・フォーリーが抱負を語る

2023/04/06

文●編集部


バイウィークが明け、リーグワン・ディビジョン1が再開。2位クボタスピアーズ船橋・東京ベイは、8日、ホーム「スピアーズえどりくフィールド」(旧江戸川区陸上競技場)に、花園ライナーズを迎え撃つ。試合を前に、今シーズン初先発となるHO杉本博昭と司令塔SOバーナード・フォーリーがオンライン会見に登場し抱負を語った。

HO杉本博昭「マルコムからは全部学んでいる。それを自分で咀嚼してアウトプットして成長につながっている」



今季初先発ということでワクワクしています。求められていることはスクラムとラインアウトの安定だと思うのでチームに勢いを与えられるようにしたい。

今シーズン取り組んでいることとしては、目先のことより目の前の相手にフォーカスしていてチームの勝利に貢献したい。

フィールドプレーは全面にだしていきたい。チームのシステムの上で自分らしいプレーをしていきた。マルコムがきてからリザーブが多く、スタメンが久しぶりだからといって肩に力を入れすぎず、自分のプレーをしたい。相手をリスペクトして、自分たちのスタイルをリスペクトすることを今週だけでなく、今シーズンもやってきたのでそれを出していきたい。

杉本の強み、リーダーシップ。1列の若手選手にとっては頼れる存在。

杉本の強み、リーダーシップ。1列の若手選手にとっては頼れる存在。



マルコムが来るまで試合に出る機会が多かったんですが、来ると聞いて、自分が成長できると思いました。リーグワンナンバーワンのHOになるという目的があって、実際に彼が来てから彼のいいところを見て、吸収したいと思っていました。

人と比べることは大事ですが、あまり好きではなくて。自分の色を出すということが、自分のやらなければならないことだと思っています。彼はチームメイトでもある、ライバルですが、彼から、ラインアウトもスクラムも、フィールド、ジャッカル、ボールキャリー、全部学んでいて、こういうやり方があるんだと自分の中で噛み砕いてアウトプットして成長につながっています。

(スピアーズにいる外国人選手は長くチームにいる)仲がいい。トップに(フラン・)ルディケがいるので、コネクションは強く感じます。それが長く居やすい環境であるのかなと思います。

(外国人選手に対して気にすること)率先して話にいっていますね。南アフリカの挨拶の仕方だったり、握手しているとか、小さなことに気を使っています。



(自分の色とは)得意なことが2つあります。一つは周りを前に出すプレーです。FWとBKのリンクするところや、FWとFWのリンクするところなど、自分で行ける時には自分でいったり、そういったオンフィールドの部分で他の選手と違う部分を出していけたらと思っています。もう一つはリーダシップということで、日本人・外国人関係なくできているかなと思います。

SOバーナード・フォーリー「えどりくは僕たちにとっては『素晴らしい狩場』」



――試合への意気込み


タフな連戦後の1週間の休みを過ごし、また仲間と一緒に仕事ができることに興奮していますし、シーズンも佳境に入り、最後の仕上げ段階に入るということで、とてもエキサイティングな時期です。


――WTB木田とのコンビネーション、存在について


晴斗は本当にいい若手選手だと思います。世界的なラグビー選手になるための、そして将来的にば国際舞台で活躍するようなラグビー選手になるための、彼はすべての資質を備えていると思います。僕は彼がクボタだけでなく、国際的なラグビー選手になることを期待しています。僕らのコネクションも良いと思う。彼は、ボールを奪うためにハードワークするのが好きで、トライを取る能力もあるんだ。だから、彼がどこにいるのかがわかったら、いつでもボールを渡そうと思っています。

木田晴斗

木田晴斗



――練習でもコミュニケーションを取っている?


僕たちは確かにそのつながりを築いていっています。フィールドの外でもそのつながりを深めたいので、一緒に楽しい時間を過ごすのが好きなんだ。ラグビーを離れたところでも、いつも仲良くしている。飲みに行ったりとかね。彼はちょっとナンパなところがあるから、一緒にいるのが好きなんだ。


――食事にも行っている? 


楽しんでいますよ。彼はお金を払うのは好きではないけれど、楽しい時間を過ごすために外出するのは好きなんだ。だから、できる限り夕食やお酒、コーヒーなどを飲みに行く。だから、チームメイトのみんなにも、ラグビーを離れても一緒に遊ぶことを勧めたいですね。


――対戦するライナーズにはSOクエイド・クーパー、SHウィル・ゲニアとワラビーズのチームメイトがいます。


彼らは素晴らしい選手です。クエイドは12ヶ月間、怪我をしていたんだけど、うまくいけば復帰して、ライナーズのために素晴らしいプレーをすることができるでしょう。ウィルも同じで、ワールドクラスの選手です。彼はシーズンを通して自分のクラスを示し、おそらくライナーズにとっては厳しい1年だった中でも、ベストのパフォーマンスをする選手です。だから僕は、彼が間違いなくレベルの高いプレーで、彼らの攻撃とチームをうまくコントロールし、動かすだろうと思います。よく知っている相手と対戦するのは、いつもいいことです。昔からの友人やチームメイトと対戦するのは楽しいものですよ。

なかなか調子が上がらないチームを鼓舞するSHウィル・ゲニア

なかなか調子が上がらないチームを鼓舞するSHウィル・ゲニア



――スピアーズの居心地の良さ


スピアーズという環境に身を置くことをとても楽しんでいますし、だからおそらくあと2、3年は在籍することになるでしょうね。僕たちの環境は、大きな変化、大きな成長を見せてきたと思います。それは、スタッフ、マネジメント陣、コーチ陣のおかげです。彼らは本当に進化し、大きな変化を取り入れ、素晴らしい人材を採用してきました。そして、才能ある若い選手たちが、成功を求めて僕たちのプログラムに入ってきていますし、プロ選手やワールドクラスの選手たちが、このような素晴らしいプログラムに参加してくれていることも実感しています。


――えどりくはどんなスタジアム


まあ、僕たちにとっては、素晴らしい狩場です。僕たちはとても良い成績を残しています。僕たちが負けたことは一度もない。だから、僕らが楽しくプレーできる場所だし、オレンジアーミーが本当に応援してくれるのもいい。僕たちのファンは素晴らしいサポーターです。オレンジ色の服を着てスタンドを明るく素敵に演出してくれる。そして、僕たちを応援するために声を出してくれる。だから、僕らにとっては、プレーするのに最適な場所なんです。私たちはそこでプレーすることを楽しんでいます。そして、江戸川区も私たちを応援してくれると思うので、楽しみです。





――ほかのチームの選手と情報交換していると思うが、成績を残しているチームの共通点は


とても良い質問ですね。私は、世界に通用するプログラムとは、世界トップクラスのプログラムは、選手にある程度の裁量を与えることで,意欲、関与の度合いも高まると思います。それから、フィールドでの仕事とフィールド外での文化のバランスをうまくとることです。すべてのチーム、成功したチームというのは、良い文化、良いコネクションに、クラブ側だけでなく、選手もそのムーブメントに参加させることが重要だと思います。だから、成功するチームというのは、全員がそこに参加し、快適に、さらに自分に打ち勝つことができるものだと思うんです。そして、そこに関わる人たちの愛やつながりがあるのです。


――誰のどんな話を聞いて再確認したのか


特に誰がというわけではありませんが、僕はそう思います。他のチームのメンバーや選手と話すと、雰囲気が伝わってくるんです。彼らがどう感じているのか、何が成功しているのか、なぜ成功しているのか、その逆はどうなのか、そういうことがわかるんです。物事がうまくいかない理由や、チームが苦戦している理由も、先ほど話したようなある側面から知ることができます。


――ワラビーズのエディー・ジョーンズHCと話したか?ワールドカップ への思いは。


少し話したことがあります。

プレミアムコラム

この記事の続きを読む。

購読手続をすると全ての内容をお楽しみいただけます。
メールアドレス
パスワード

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ