1勝2敗で第4節を迎えた横浜キヤノンイーグルスは、ホスト・ニッパツ三ツ沢球技場に静岡ブルーレヴズを迎えた。序盤、組織的なアタックと、SO田村優のキックを起点に2本のトライを決め、流れを掴んだかと思われたが、今季開幕三連勝と好調なブルーレヴズのアタックを前に失点も多く、乱打戦となった。最後は8トライを決めてボーナスポイント1を獲得しイーグルスが勝利するも、指揮官・沢木敬介監督は「このレベルで優勝を目指すとかいうようなレベルじゃない」と苦言を呈した。
横浜キヤノンイーグルス 沢木敬介監督

沢木敬介監督
今日はどういうふうに自分たちが振る舞っていくか、態度の部分や、強いFW陣に対してどういう仕掛をしていくかとか、そういうことを意識しながら1週間準備してきました。最初の20分は本当に見てても、アグレッシブだし、もちろん細かなミスはあるけど、そういうところよりももっと大事な部分があるんで、すごくポジティブな試合だったんですけど。
東芝のゲームもそうだし、なんていうんすかね、自分たちから相手を楽にさせるような、そういうまだまだそこが弱いところだと思います。このレベルで優勝を目指すとか言うようなレベルじゃないと思います。本当に来週から、一人ひとりがもっと謙虚になって、一戦一戦、成長できるような試合内容にしていきたいと思います。

2トライのNO8シオネ・ハラシリ
――50点がとれたことと35点取られたことどちらが気になりますか。
いや別に取られるのも別に、それがラグビーだし、相手がいいプレーしたらトライ取られるのは当たり前ですけど、今日の試合では取られ方が良くないトライがありました。
例えば我慢強く守っていたけど、最後相手がいいプレッシャーから取られたとか、そういう取られ方じゃなかった。そこを選手たちがどう感じているのかわからないんですけど、俺はもうめちゃくちゃ満足していないですね。

終盤敵陣ゴール前からスクラムでプレッシャーをかけるイーグルス