チャレンジャー2022・佐藤健次(早稲田大2年)HOに転向しても夏の練習試合ではチーム最多トライ | ラグビージャパン365

チャレンジャー2022・佐藤健次(早稲田大2年)HOに転向しても夏の練習試合ではチーム最多トライ

2022/08/31

文●大友信彦


背番号が「8」から「2」へ変わっても、その輝き、ワークレート、ボールを持って走る姿のインパクトは変わらない。

2022年夏の菅平を、フッカー佐藤健次はパワフルに、アグレッシブに走り回った。

それはトライ数を見れば明らかだ。帝京大戦で1トライ。京産大戦で2トライ。同志社大戦で1トライ。夏合宿最後の8日間に行われた早大の3試合で、佐藤健次は4トライをスコア。


FB小泉怜史の3トライ、NO8相良昌彦の2トライを抑え、夏のチーム最多トライを記録した。佐藤は昨季も対抗戦7試合で6トライというFW最多、チーム全体でもWTB槇瑛人の8、SH宮尾昌典の7に次ぐトライ数を残したが、これはボールを持つ機会の多いNO8でのものだった。しかし今季、佐藤はFW第1列のフッカーへ転向。より負荷の高いセットプレーでの仕事をこなしながら(夏の練習試合とは言え)トライ率はむしろ高まっている。

「僕の強みはアタックのところ、走力なので、その強みはしっかり出して、セットプレーも自分の強みと言えるようになりたい」


夏の最終戦、同志社大戦を終えて、佐藤は言った。


「今日はスクラムで課題が残りました。帝京大、京産大という強い相手にいいスクラムを組めたのですが、今日の同志社はちょっと違う組み方で、うまくマネジメントできなかった。やっぱりスクラムはいろいろある。それを見たり聞いたり、自分でも経験して、引き出しを増やしていきたい。慣れてきたけど、やはりスクラム、ラインアウトで絶対的な信頼を得るフッカーを目指さないと。このレベルで満足してはいられない」


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