早稲田大学は、5日、全勝対決で帝京大学と対戦し17-49で敗れ対抗戦優勝争いから一歩後退した。大田尾竜彦監督は「選手たちが圧を感じていた。ファーストフェイズで中々うまくいかなかった」とフィジカル勝負でプレッシャーをかけられていたと敗因の一つについて話した。HO佐藤健次は、対面のHO江良楓とのマッチアップについて「アタックでもディフェンスでもスクラムワークでも、まだまだ遠い存在だと感じた。今年中には対応、それ以上になりたい」と前を向いた。夏の対戦では28-35と僅差の勝負を演じたが、この試合では帝京のフィジカルとセットプレーで30点差をつけられた。対抗戦残り2戦、そして選手権制覇に向けどう成長していくか。
大田尾竜彦監督
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大田尾竜彦監督(中央)
今日の試合に向けていろんなことを準備してこの試合に臨みました。それを前提として、去年と違いセットプレーを自分たちが手に入れたと思ってくみました。スクラムはペナルティーを取られたものの、ゲームを崩された印象はなくそこは良かった。ゲームをつくるところのプレーでラインアウト、スクラムハーフのキックのところでうまくいかなかったのがゲームが苦しくなった要因かなと思っています。今までやってきた準備のところに自信を持ちながら、またチームを作っていきたい。
――アタックでのミスが多かった要因は?
上から見ているよりも、選手たちが(帝京の)圧を感じていたと思う。本来であれば1cm前でやろうとしていたプレーが、1~1.5cmほど下がったところでやることで。ファーストフェイズでなかなかうまくいかないかなあと思っていました。自分たちがプレッシャーに耐えることができるかなあと思っていましたけど。そこが、選手が少し受けたかなと思います。
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