兼松由香HCがWSバンクーバーでの4強から世界一への道を語る | ラグビージャパン365

兼松由香HCがWSバンクーバーでの4強から世界一への道を語る

2025/03/09

文●大友信彦


女子SDS(セブンズ・デベロップメント・スコッド)、女子セブンズシニアアカデミー合同合宿が熊谷ラグビー場で行われた。

女子セブンズ日本代表(サクラセブンズ)は今季のワールドシリーズで第1戦ドバイ大会から南ア・ケープタウン大会、オーストラリア・パース大会と連続8強入りを果たし、2月のカナダ・バンクーバー大会では史上初めて準々決勝を突破して4強入りの快挙を達成。

今回の合宿にはバンクーバー大会のメンバーは不参加だったが、今季のワールドシリーズに参加している秋田若菜、迫田夢乃、田中笑伊、アジアシリーズを経験した石田茉央がSDSで、パリに向けたオリンピックスコッドだった矢崎桜子がトレーニングメンバーで参加。

秋田若葉

秋田若葉


石田茉央

石田茉央


迫田夢乃

迫田夢乃


田中笑伊

田中笑伊


矢崎桜子

矢崎桜子


合同で行われた「シニアアカデミー」には、高校3年生の伊礼門千珠(佐賀工)、大内田葉月(修猷館/福岡レディース)、尾久土栞(京都成章)、齋藤紗葉(関東学院六浦)、杉本姫菜乃(国学院栃木)、レイラニ・ナイヤガ(開志国際)、大学生の小西春菜(追手門学院大2年)、丸山希香(立正大1年/アルカス熊谷)、社会人の古屋みず希(三重パールズ)が参加した(参加予定だった松井渓南(アルカス熊谷)はコンディション都合で合宿参加を辞退)。

古屋みず希

古屋みず希


丸山季音

丸山季音


小西春菜

小西春菜


大内田葉月

大内田葉月


杉本姫菜乃

杉本姫菜乃


齋藤紗葉

齋藤紗葉


伊礼門千珠

伊礼門千珠


尾久土栞

尾久土栞


レイラニ・ナイヤガ

レイラニ・ナイヤガ


メディアに公開された7日午後の練習では、ウォームアップから競技性を盛り込んだフィジカルメニューが組まれた他、FWは荻原要スポットコーチの指導のもとラインアウトなどセットプレーも反復。兼松由香HCがかねてから提唱している複数ポジション制が定着してか、チームではBKでプレーする秋田、古屋、石田、杉本といった選手がFWプレーに取り組むなど、世界4位を達成したサクラセブンズに続けとばかり意欲的に練習に取り組んでいた。

合宿メンバーは以下の通り。

■シニアアカデミー
伊礼門千珠 佐賀工3年 153/51
大内田葉月 修猷館3年 162/60
尾久土栞 京都成章3年 168/62
齋藤紗葉 関東学院六浦3年 168/62
杉本姫菜乃 国学院栃木3年 169/74
レイラニ・ナイヤガ 開志国際3年 160/65
丸山希香 立正大1年/アルカス熊谷 156/57
小西春菜 追手門学院大2年 151/50
古屋みず希 三重パールズ 25歳 167/64
松井渓南 アルカス熊谷 24歳 155/54 ※コンディション都合で合宿辞退

■SDS(セブンズ・デベロップメント・スコッド)
秋田若菜 自衛隊体育学校PTS 22歳 165/60
石田茉央 東京山九フェニックス/法大4年 160/62
迫田夢乃 ナナイロプリズム福岡 25歳 154/55
田中笑伊 ながとブルーエンジェルス 25歳 167/65
※トレーニングメンバー
矢崎桜子 横河武蔵野アルテミ・スターズ/青学大3年 159/59

兼松HCはバンクーバー大会について「それまでの3大会で準々決勝を突破できなかったことを受け『準々決勝に勝つために』というテーマで準備して臨みました」と説明。そのためにはプール戦で上位チームに勝ち、プールを1位で抜けることを見据えて大会に臨んだという。結果、初日にフィジーと英国をいずれも接戦で破り、初日に2連勝という好スタート。3戦目のフランスには敗れたが、プール2位で通過。準々決勝では米国を延長戦の末、谷山三菜子がサヨナラトライをあげ22-17で勝利し、初の4強入りを果たした。


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