鈴木実沙紀「新たな結果を残すことで女子ラグビーを盛り上げるきっかけになれたら嬉しい」 | ラグビージャパン365

鈴木実沙紀「新たな結果を残すことで女子ラグビーを盛り上げるきっかけになれたら嬉しい」

2023/02/06

文●編集部


「2冠」を達成した東京山九フェニックス。チームを率いたキャプテン鈴木実沙紀は、どんな状況でも「大丈夫」とチームを鼓舞し、80分間、戦い抜き勝利を勝ち取った。試合を終え、表彰式を終え、メンバー、スタッフ全員で組んだ大きなハドルの中で、チームではなく「ファミリー」として戦えたことに感謝する気持ちを伝えた。



――優勝おめでとうございます。ものすごい試合でした。


「めっちゃ嬉しいです!この決勝戦は相手が日体大さんというのが決まった時点から、関東大会でもタイトな試合をしましたし、すごくタフな試合になることは想定していました。私がパニックになったときも周りのみんなが立て直してくれたり、絶対最後に勝ちきれるということを信じて、自分たちのやってきたプロセスを信じてやっていくことをずっと話していたので、それが最後の最後でみんなで勝ち切るという形で締めくくれて本当に幸せです」


――エリアがとれなかったりうまくいかない時間帯もありましたが、キャプテンとしてどんなメッセージをみんなに送っていたのですか


「トライを取られたシーンは本当に日体大さんが上手なところだったんですけども、私たちは敵陣にいることができていたのでいいよということや、あまりフラストレーションを貯めずに最後は勝ちきれるからということを信じて、ミスがおきてもあまり気にしすぎずに次に行こうというふうに、私自身もそうですし、チームみんながそう思い続けてくれたと思います」

――決勝に向けた準備についてキャプテンとしてチームを引き締めるようなこともしましたか


「この80分間というのは、今シーズン最後の試合ということで、どういう形であってもすごく楽しんでプレーをしたかった。少し自分たちがふわふわした時があったら『このミスで相手の得点になってしまうんだ』というところを発信して、練習ではこだわっていました」


――決勝にふさわしいすごく競った展開で見ている方が興奮するような試合でした


「やっぱり今までセブンズと15人制と両方優勝しているのは日本体育大学さんだけで、歴史を残しているというところで、私達もそういう相手にやっぱり食らいつきたいという思いもありましたし、私達がまた一つ新たな結果を出すことで、この女子ラグビー界ももっと盛り上がりますし、面白くなってくると思うので、自分たちが盛り上げるきっかけになれたら嬉しいです」

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