エディージャパン、夏ツアー最終戦・イタリア代表戦試合登録メンバー発表!LO桑野詠真が初キャップ、ハーフ団は小山大輝・松田力也のワイルドナイツの二人に | ラグビージャパン365

エディージャパン、夏ツアー最終戦・イタリア代表戦試合登録メンバー発表!LO桑野詠真が初キャップ、ハーフ団は小山大輝・松田力也のワイルドナイツの二人に

2024/07/19

文●編集部


19日、ラグビー日本代表は「リポビタンDチャレンジカップ2024」イタリア戦の試合登録メンバーを発表した。LO桑野詠真(静岡ブルーレヴズ)が初キャップ。ハーフ団には、SH小山大輝とSO松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)が先発する。


「リポビタンDチャレンジカップ2024」イタリア代表戦 日本代表試合登録メンバー ◎…キャプテン

1 PR 茂原隆由(静岡ブルーレヴズ/2)
2 HO 原田衛(東芝ブレイブルーパス東京/2)
3 PR 竹内柊平(浦安D-Rocks/5)
4 LO 桑野詠真(静岡ブルーレヴズ/0)
5 LO ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京/13)
6 FL サウマキアマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ/4)
7 FL リーチマイケル◎(東芝ブレイブルーパス東京/86)
8 NO8 ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/7)
9 SH 小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ/1)
10 SO 松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ/38)
11 WTB 長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ/9)
12 CTB サミソニ・トゥア(浦安D-Rocks/2)
13 CTB ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ/19)
14 WTB ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京/10)
15 FB 矢崎由高(早稲田大学/2)

リザーブ
16 HO 坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ/43)
17 PR 岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス/1)
18 PR 為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/2)
19 LO サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ/4)
20 NO8 テビタ・タタフ(ボルドー/17)
21 SH 藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/1)
22 SO 李承信(コベルコ神戸スティーラーズ/13)
23 UTL 山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ/8)


エディー・ジョーンズHC

――イタリア戦に向けて


エディーHC サマーシリーズ最後の試合になる今週末の試合は、我々の仕事がきっちりできるような総括できるような試合にしたい。イタリア代表は手強い相手で、過去最高の世界ランキング8位ということを踏まえても楽しみです。

1週間、最高の準備ができた。札幌ドームということで、室内の競技場で、音が反響するという点でも興味深い。良い準備ができて楽しみな試合を迎えます。


――先週、ジョージア戦に敗戦しましたが修正ポイントは?


エディーHC ジョージア代表戦は、シンビンが出て人数が減ってしまった状況に対応しきれなかった。この点が結果に影響してしまったと思うが、今回は修正するという形にならないかな。今週は、攻守ともに我々のラグビーに集中している。今回のキャンペーンに関しては、自分たちに集中することが一番大きなポイント。イタリア代表戦の準備をしていますが、自分たちのラグビーを1週間準備してきました。




――LO桑野が初キャップです


エディー セレクションに関しては様々な状況を鑑みて決めています。桑野のハードワークを評価しているし、ラインアウトリーダーとして、ディアンズにかかるプレッシャーを軽減できるし、馬力の高い選手です。下川が出られないので7番にリーチを、ワークレイトが高い桑野を4番に起用しました。とてもいいプレーヤーなので楽しみです。

桑野詠真

桑野詠真




――ハーフバックスに小山大輝と松田力也を先発に起用した意図は


エディー 9番に関しては、もちろんSH齋藤が出場停止処分を受けているということもありますが、(現時点は)齋藤が1番のSHですが、小山は(ジョージア戦で)フィニッシャーとしてベンチから非常にいいプレーをしていた。経験値もあってタフな選手として評価としています。


小山大輝

小山大輝



藤原は若手で成長著しいのでベンチからとなります。小山はリーグワンで培った経験をテストマッチで見せられる機会です。イタリア代表はラック周りのプレーが得意で、ラック周りのディフェンスをコントロールする点、我々のラック周りではどんどん前に出るアタックを期待しています。

(10番で先発する)松田は、今回の合宿に合流してから課題がいくつかあったので明確に伝えた。今までやってきたスタイルとは違っていたので、そこに慣れてもらうために課題に取り組み解決しています。

松田力也

松田力也



テストマッチまでハードなトレーニングをしていて、今回チャンスがめぐってきた。李はまだまだ若手の10番ですが、2回、先発として出場したが、今回はフィニッシャーとして違う役割をまっとうしてほしい。


――我々のラグビーをしたいと話いますが、遂行力に関して



エディー 今進めているスタイル、進んでいる方向は非常に良いと思っていますが、結果には満足していません。アタックのスタイルは明らかに見せられているし、時間帯として上手くいっているシーンもたくさんありますが、一貫性が必要です。

スコッド全体は200キャップ以下の若いチームなので、スピードにのって連帯感、連携が深まったプレーは時間がかかるものと思っています。選手もお互いのことやプレースタイルを理解するには時間が必要です。

しかしチームは正しい方向に向かっています。時間がかかると思いますが今週末のイタリア代表戦を良いチャンスとして向かっていきたい。



――イタリア代表の印象は


エディー イタリア代表は、W杯ではいい目標を掲げていいラグビーをしていたシーンもあったが、W杯そのものタフなものであったのかな。

その後、コーチもアルゼンチンのコーチに変わって、4~5年、スタッド・フランセで指導していたコーチなので、フランスのスタイルのラグビーが取り入れられている。

顕著なのはキックの回数が増えたことだ。ロングキックや相手陣に入ってのコンテストキックを上げるプレーで、そこからアタックしてくる。

以前は自分たちのボールからアタックしていたが、相手にボールが渡って蹴り返されたときから展開するように大きくスタイルが変わっています。

選手の80%ほどが毎週末、一緒にプレーしている。ヨーロッパではアイルランドのレンスター陣、イタリアのベネトン陣、連携の深さではヨーロッパ2位と言えるほどと言える。

非常に手強い相手だが、イタリア代表にいい形で試合に臨めるチャンスがあると思っている。



――李、山沢を控えに置いて、WTB、FBのスペシャリスト入れていない


エディー 李は10番、12番のカバー、長田はWTBですが13番をカバーできる。FB矢崎はWTBのカバーできるので、試合中何かあれば矢崎がWTB、山沢が15番をできるので、カバーは問題ないと思っています。


――NO8タタフは、今回はベンチからのスタートです


エディー タタフは欧州でプレーしてきて、新しい環境に入るのは難しいと思います。ボルドーでは26試合出たが、先週に関しては、少し(チームに)慣れ親しむ時間がたらなかった。今週はハードワークをしていたので、キャリー、キャリー、キャリーと10回ほどキャリーすることを期待しています。


FLリーチ マイケル キャプテン

リーチマイケル

リーチマイケル


――イタリア代表戦に向けて


リーチ 自分たちにフォーカスしている。自分たちのスクラム、ディフェンス、キックからのアタックを自分たちにフォーカスしている。相手が何をしてくるかは特に話をしていない。


――今週はFLです


リーチ そんなに難しさはないです。先週4番をやってボールをもらう機会も、ディフェンスの回数も多かった。バックローになってもそんなに変わらない。真ん中の方で仕事をしたい。


――札幌での試合です。去年は悔しい思いをしました。


リーチ 札幌は特別な場所です。去年のことは考えていなくて、まずはチームとしていい成績を残したいなと思います。多くの子どもたちに日本代表の素晴らしいプレーを見せたいと思います。


――LO桑野詠真とSO松田力也が先発します。


リーチ 桑野選手は同じ部屋で、準備を毎日一生懸命している。分析も、毎晩一生懸命している。マオリ2戦でかなり良いプレーして、練習で誰よりもハードワークして、ダブルタックルの回数も多かった。

チームとFWにエナジーを与えてくれる選手です。(松田)力也は、先週特にアピールしまくって、今回チャンスを得た。一緒に何度もやってきているが、力也の活躍を楽しみにしています。


――『超速ラグビー』のチームへの浸透度合いは?イタリア戦ではどういったところを見せたい?


リーチ 宮崎合宿が始まってから、毎週、毎週、練習の質が良くなってきて、暑いのにもかかわらず、選手のキャパが広がってきて、GPSの数値が良くなってきて、一人ひとりのイメージが良くなってきた。

イングランド代表戦、ジョージア代表戦、最初の20分よくやっていた。20分過ぎのゲームコントロールのところ、少しコントロールしないといけない。(超速ラグビーは)やっていて楽しいし、やればやるほど自信がついてきた。イタリア代表戦は楽しみです。(見せたいプレーは)前に出ることです。前へ!


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