2017年6月11日、ジェイミージョセフヘッドコーチ率いるラグビー日本代表は新たな1ページを開いた。17,702人の大観衆が目撃したジャパンの戦いは大きな可能性を感じた。チームとともに新たなスタートをきった選手がいた。それは、2015年ワールドカップでキャプテンを務めたリーチマイケルだ。チームの勝利のため、献身的にハードワークする姿は、圧倒的な存在感を醸し出していた。
「もう一回代表に選ばれたい、というスタンスから入る方がいいと思った。今戻ってよかった」
今回、日本代表に選ばれたときからワクワクしていた。前の日本代表と変わって楽しい。2008年から日本代表としてやってきて、エディージャパンを経験していない新しい日本代表の選手たちは自信持ってプレーしている。僕はアルゼンチン、ウェールズ、フィジー戦は経験していないが、そういった試合をしたから彼らはそうなっていると思う。U20代表も勝てるようになってきて、「日本代表が勝つ」そういうイメージができていた。
――前半はアンストラクチャーからいいアタックをしていた。
それがジェイミーのアタックプラン。カオス(アンストラクチャーの局面)を作る練習をずっとしてきた。やりやすい形でできた。(僕の)トライは準備していた通り。外にいないといけないですが、小倉の仕掛けに(縦に)入っただけです。外にいて、ボールタッチの回数が多くて楽しかった。みんな自分たちの役割を理解して、ジェイミーの目指しているラグビーができている。