サモア戦に勝利したラグビー日本代表、試合後のコメントで唯一、次を見据えた冷静なコメントを残したのはWTB松島幸太朗(東京サンゴリアス)だった。フランスで世界と勝負した経験がある松島は、この勝利の裏にある、自分たちの課題をしっかりと言語化していた。
「優勝」を目標に掲げるジャパンにとって、一試合一試合が重要であるとともに、自分たちを客観的に見つめ、さらなる成長のために何が必要なのかを理解することは重要なファクターになる。新たな歴史を作るために歩みを続けるジェイミージャパン。松島幸太朗が感じたこととは。
WTB松島幸太朗
勝てたことはベスト8につながる勝利なんで、チームで喜んで、直すべきところはたくさんあるのでまた気を引き締めないといけないなと思います。
――プレッシャーのかかる状況で勝ち切れたのは一つ大きなことでは?
そうですね。ただ、自分たちのぬるい部分が時々出てしまったので、それをなくさないといけないし、アルゼンチンはかなりプレッシャーをかけてくると思うので、自分たちはそこを受けずに自分たちからプレッシャーかけていきたいなと思います。