25日、ラグビー日本代表・SH流大(東京サンゴリアス)がオンラインで代表活動の総括とこれからはじまるリーグワンへの意気込みを話した。2回に分けてお伝えする。第1回は、代表活動について。今回はリーダーグループではなかったものの、その存在感は変わらなかった。2023年への思いとは果たして。
今秋の日本代表戦の振り返り
今回は3ヶ月のツアーが終わって、なかなか海外にいる時などは、メディアの方の取材など厳しい部分もあったと思いますし、ファンの方々にもいろいろな報告をしたいと考えて、この場を設けさせていただきました。
――イングランド代表戦、フランス代表戦の振り返りをお願いします。
2戦とも負けてしまったので、テストマッチという評価でいうと、評価は難しいというか、厳しい試合になったことは確かです。特にイングランド代表戦に関してはやりたいことがほとんどできずに完敗してしまったところもあるので、自分たちの現在地をしっかりと受け止めて、これから強化していくところがはっきり出た試合になったかなと思います。
イングランド代表もフランス代表も、現状の基本的にはベストメンバーで挑んでくれて、世界のトップの力をその場で感じることができたっていうのは収穫でした。しかしプレッシャー下でどういうプレーをして、日本のラグビーで勝っていくかというところでは、まだまだな部分が多かったので、そのあたりを学べた機会だったと思います。
フランス代表戦では、実際に来年のワールドカップの試合をする会場で経験できたっていうのはすごく大きな経験で、初めてやるのと一回やっているのでは大きな経験の差があるのですごく良かった。
イングランド代表とは実際にワールドカップで対戦するので、どうやったら崩せるかというところを少しずつイメージが湧いてきたので、負けはしましたけど、次に活かせるところだと思います。
――春から夏の代表活動は病気でチームから外れましたが今シリーズで代表に復帰しました。
病院関係者の方はじめ、ファンの方にもすごく心配の声いただいて、励ましの声もすごくいただいて、代表活動に復帰できたことをまず素直に嬉しかったですし、一番好きなチームで活動再開することができて、幸せな時間だった。またプレシーズンは本当にきつい合宿でなかなかハードでしたけど、 その中でもチームがまとまって少しずつ成長し、最初、オーストラリアA代表になかなか勝てなかったですけど、最終戦に勝てました。