矢崎由高「スペースが空いたから行ったの一言に尽きる」 | ラグビージャパン365

矢崎由高「スペースが空いたから行ったの一言に尽きる」

2024/06/30

文●編集部


先週イングランドとのテストマッチで初キャップを獲得したFB矢崎由高(早稲田大学2年)はマオリオールブラックスとの強化試合でも先発出場。「何メートル稼ぐかが役割だった」という矢崎はスペースを見つけてランでチームを前進させた。

FB矢崎由高

自分たちからチャンスをスコアする機会を逃したので悔しい試合になりました。もちろん、エディージャパンだからではなく桜のジャージーを着て試合に出ることは緊張しましたし、ジャージーを着させてもらう感謝を込めて試合に臨みました。



――この試合で拘ったのは?


コミュニケーションの量を増やすことだったり、FWをオーガナイズする意識することは意識しました。


――前半ラインブレイクもありました


スペースが空いたから行ったという一言に尽きるかなと思います。自分の仕事だし、求められていることだと思いますし、スペースがあれば勝負するというプレーは、2つ、いい形を出せた。ランの部分や仕掛ける部分は先週のイングランド戦よりよかった。抜けた後や細かいハンドリングのミスはまだまだ改善したい。チームとしてフィジカルや遂行する力がまだまだ足りなかったかな。



――矢崎選手がボールを持つとスタジアムも沸きました。エディーも褒めていましたが…


宮崎合宿、福岡合宿を通して厳しく、優しくいろんなところまで教えてくれるので、自分の今の成長につながっている。まだまだ自分でも成長できる部分もたくさんあると思うので、環境とチームメイトから貪欲に学んでいきたい。一つに絞るのは難しいが、まだコミュニケーションのところでまだまだ足りないところもあると思うので合宿で成長させたい。

エディーさんの掲げる超速ラグビーは、まだ2週間ですが、少しずつ自分たちの中で形が見えてきた。そういったところはW杯まで3年かけてもっと伸ばして行きたい。



――イングランド戦を踏まえて


イングランド戦ではチームを通して、BKがFWをオーガナイズする部分だったり、明確されていなかったので1週間かけて改善した部分もある。前回の試合もスペースがあれば行こうとしたが、先週よりもチームとしてスペースに運ぼうと意識付けしていて、自分でもチャンスがあるかなと思っていて、スペースがあった。


――ハイボール、キック処理への手応え


もちろん、キックへの対策はしていますし、あるということは想定して、チームとしても自分としても準備していました。イングランド戦で落としてしまったハイボールのところは2本取れたことは改善としてよかったですが、戻りを早くしたりとか、チームとして改善すべきところがあります。

――世界レベルで通用していることは


まだ通用していないし、自分もそのレベルに達していないと思うので、試合を通して、自分もそのレベルに少しでも近づきたい。


――試合後、エディーさんと長く話していたが


試合中のポジショニングだったり、まだまだハードワークできるよね、ということを話していました。




――相手はスーパーラグビーの決勝に出ていた選手も多かったが


ビックリするようなことは特に。昔からNZのラグビーが好きで、試合を見ていて、速いラグビーと強いキャリアーがたくさんいるとわかっていたが、上半身の余裕さだったり、相手が抜けた後のサポートの数だったり(がすごかった)。何人か知っている選手がいました。


――ハカはどんな気持ちで見ていた?


チームとして相手の目を見て、自分たちから戦っていこうと。もちろん迫力ありましたが、それ以上に横にいる味方が頼もしかった。


――来週に向けて


来週、マオリオールブラックスと再戦できるので、今週よりいい準備をしたい。

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ