18日、ラグビー日本代表は、ワールドカップスコッドした選手たちが国内最後の取材に応じた。SH福田健太(トヨタヴェルブリッツ)は、9番枠で初のワールドカップへ挑む。福田といえば、明治大学4年時に田中澄憲監督(現在:東京サントリーサンゴリアス監督)時に主将として、22年ぶりの日本一を果たしている。卒業後はトヨタヴェルブリッツに加入するも、なかなか公式戦出場することがなかったが、2022‐23シーズンは全16試合に出場し、そのパフォーマンスを評価され日本代表に初めて招集された。
7月の強化試合、テストマッチと国内5連戦には出場しなかったが、福田本人は「いつでも出場するイメージはできている」と話す。苦労を重ねてようやく掴んだワールドカップのスコッド。どんな思いで挑もうとしているのか。
福田健太
トヨタの時もそうですが、ゲームに出て成長するのが一番だとは思うんですけど、ゲームに出られていない期間にどれだけ成長できるチャンスを掴むかどうか、そうやって練習することができていました。
スティーブ(・ハンセン、ディレクターオブラグビー/ヴェルブリッツ)にも「今に集中しろ」と2年目に言われて、突然やってきたチャンスを一発でものにするために日々そうやって取り組んできました。
――突然出場することになっても?
いつでも大丈夫です。
――ハンセンさんからは代表に選ばれてなにかメッセージは
「おめでとう」という言葉をいただきました。監督からも。あと、ウィリー(・ルルー)からも動画で送られてきました。
――ウィリーも選ばれましたし、返信しないと
そうですね。まだバタバタしていて返信できていないのであとで動画で返します。
――明治ファンからの期待も一心に受け止めないと
ちょっと言われていて、今回僕が入っていないと、明治大出身のワールドカップメンバーが途切れると。今年は100周年ですし、OBの方、ファンの方も期待していただいていると思うので。いい報告ができるようにしたい。