長谷川慎コーチ「一つ一つ丁寧に準備ができている」イングランド戦でのスクラム、サモア戦でのスクラム | ラグビージャパン365

長谷川慎コーチ「一つ一つ丁寧に準備ができている」イングランド戦でのスクラム、サモア戦でのスクラム

2023/09/26

文●編集部


25日(日本時間26日)、ラグビー日本代表・長谷川慎スクラムコーチが会見に応じた。イングランド戦でのスクラムの出来、そして次戦のサモア戦でのフォーカスポイント。さらにワールドカップへ入ってきてチームがどのように成長できているかなと話した。

イングランド戦は非常に綺麗な練習通りのいいスクラムを組んでくれたと思います。実際はミスが2回ぐらいあったんですが、その修正もわかりやすかったんでしっかりできていました。あと、選手に言ったのは、イングランドもサモアも、アルゼンチンも全部組み方が違うんです。イングランドでいいのが組めたからといって、それがサモアにあてはまるかどうかわからないので、しっかり1週間の準備をしようと。今週スタートからいい雰囲気でできているので、いいスクラムを組みたい。


――イングランド戦でいいスクラムを組めた理由


やっぱり、8人だけじゃ練習できないというところがすごくあって、一部記事にもでてましたけども、ハラシリであったり、堀越、垣永、アマナキもそうですけど、ガンターもそうです。その選手たちが、嫌だと思うんですけど、相手のプランを組んでくれたり、それに対するレビューであったりとかを選手と話してくれたり、ああいう気持ちは、試合に出る選手に移ると思うんですね。実際に僕も最後、賞を贈る時に垣永に入れました。実際、(具)智元が膝の怪我とかある中で、バックファイブの練習をしたかったんで、垣永を智元と仮定して練習したりとか、1週間、本人にとってはきつい経験だったと思うんですけど、チームのために本当に一生懸命やってくれていました。本当にいいチームになってきたと思っています。


――イングランド戦でのFWの消耗具合。


疲れは後半途中からあったかもしれないんですけど、それも含めたプランニングをしていて、浦安からずっといい練習ができていたので、最後、何が原因かというのは、いろんな原因があると思いますけど、そういうことが起きないようにサモアに対しても、しっかりリフレッシュしたし、いい練習もできているんで、最後までしっかり戦える試合をしてほしいなと思います。これが悪かったというよりも、全体的に一人ひとり削られたのかもしれないですね。


――サモアの印象


いろんなところが整備されてきたなと感じます。サモアのバックファイブ見て、今まで見たこと無いようなしっかり練習されているイメージの組み方をしているし、それ以外のところでも経験のある人間であったり、いろんなことをリードできる人間が、選手だけじゃなくて、スタッフ、コーチ、全員合わせてチームがいい方向に進んでいるなという感じはすごくあります。


――サモアのバックファイブが良くなってきたというのは?


あまり足がガタガタ動いたり、右に行ったり左にいったりするのは力が漏れているというところなんですけども、サモアに限っていうとあまり動かない。だからみんなの押す方向とか、力を入れるタイミングとかを合わせる練習をしているんでしょうね。それに対してどういう組み方をするかというところなんで、またイングランドとは違うかな。

セットアップもイングランドとサモアは違うし、アルゼンチンもまたセットアップが変わってくる。イングランドとアルゼンチンはよく似ているんです。


今回ターゲットとしているのは「Our detail Our mentality」

――前回も前々回も第3戦でサモアと対戦していますが、第3戦の重要さ


前回大会と今回はすごく似てて、最初に先制取られたりとか、2試合目に相手のSOがいなかったり、3戦目、レフェリーはヤコ・ペイパー、サモア、最後アルゼンチン戦、ベン・オキーフ、スコットランドと同じです。

唯一違っているのは2試合目に勝ってるか負けているかだけなんで、しっかりあのときもサモアに対して、1回リセットして3戦目とか4戦目とか関係なく、一戦一戦しっかり準備して、丁寧にラグビーやっています。今回に限ってはリフレッシュできているんで、また1戦目みたいなイメージだと思います。いい準備、丁寧に準備ができている印象があります。


――日本で対戦したときよりもサモアは強力になっている?


そうですね。プレビューをしてて、前回の札幌のときよりもいろんなことが修正されてたりとか、しっかり構築されているなという印象があります。


――サモア戦ではどんなマインドで臨んでほしいか?


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