南アフリカ戦を前に、長谷川慎スクラムコーチが取材に応じた。9月6日に南アフリカと戦ったときに、スクラムを押し込まれてトライを許した場面があった。「自分たちがやろうとしていることができなかったそうなる、という場面だった。そのあと4試合でも80分通して満足できる試合は1回もなかった」と話し、「相手に隙を見せない、力が漏れないスクラムをしないといけないという話を今日もしていた」と話した。
南アに勝つために必要なこと、さらに試合日の10月20日は、ミスターラグビー、平尾誠二さんの命日でもある。平尾ジャパンでワールドカップに出場した自身の現役時代については質問が及んだ。
――南アフリカ戦と9月7日に対戦して、スクラムに自信が高まったと言われていました。それが、ワールドカップ4戦を経て、どの程度強まった?今のスクラムの手応え
そうですね。南アは世界でも1、2を争う強いスクラム。今でもそう思っています。あの時、しっかり組めたという自信が、ワールドカップで僕らの原動力となっているのは確かです。ワールドカップに入ってくる、チームはみんな変わってきます。今でもいいスクラム組んでいると思うので、前のことは忘れて、今回の南アフリカだけをみてしっかり対策をとっていきたい。
――9月6日の試合、スクラムを起点にトライ取られた。1本はしっかり1本は押された
(トライを取られた場面は)自分たちがやろうとしていることができなかったらそうなる、そういう場面でした。それ以降も、4試合ありましたが、80分満足できる試合は1回もなかった。できるだけそういったミスを少なくして相手に隙を見せない。力が漏れないスクラムをしないといけないという話を今日もしていました。
選手はミスをしようと思ってしているわけではない。ちょっとしたリマインドだったり、リーダーたちとしっかり話してできるだけミスの少ないスクラムを組みたい。
――ジャイミー・ジョセフHCがスコットランド戦に勝利したときに、ここ4・5試合でFWの成長したと言われた。
そういってもらえるのは本当に嬉しいんですけど、FW全員が試合通じて、全試合通じて全スクラム満足できたかといえば、そういうわけではないので。しっかり、80分間、できるようにならないと南アフリカに勝てないと思います。しっかりディテールをつめて、いいスクラム組んで、もう1回、ジェイミーにそう言ってもらえるように頑張りたい。