11月12日(日)、東京・秩父宮ラグビー場では「花園」こと全国高校ラグビー大会東京都予選決勝の2試合が行われた。1試合目は春の王者・早稲田実業に成城学園が挑んだ。
早稲田実業の選手はNO8福島颯太(3年)らFWを中心に「覚悟を決める」と丸坊主で決勝に臨んでいた。FL多田陽道主将(3年)を筆頭にFWのチームである早稲田実業が、前半から接点、セットプレーとFWの圧力で上回りペースを掴む。 前半7分、FWのオフロードパスでチャンスを掴みNO8福島が中央にトライ、ゴールをSO田中大斗(3年)が決めて7-0と先制。
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NO8福島颯太が先制のトライ
さらに20分には夏から磨いてきたBKの展開力を見せて、最後はCTB山口滉太郞(2年)が回転しながらグラウンディングしトライ。前半29分にはモールからHO小笠原正義(3年)が左中間に押さえて早稲田実業が19-0で前半を折り返した。
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CTB山口滉太郞がスピンしながらトライ
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SO田中大斗
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後半1分、早稲田実業はHO小笠原のトライで26-0とリードを広げた。しかし成城学園も諦めず、ボールを継続して11分にFL棚瀬燦太(2年)がトライを挙げたが、それ以降は早稲田実業のディフェンスの前にゴールラインを割ることができなかった。
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FL棚瀬燦太がトライ
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