サンゴリアスが乱打戦を制しスピアーズにリベンジ!新司令塔・高本幹也が先発、コルビ、ケインも見参! | ラグビージャパン365

サンゴリアスが乱打戦を制しスピアーズにリベンジ!新司令塔・高本幹也が先発、コルビ、ケインも見参!

2023/12/12

文●斉藤健仁


いよいよ開幕した「NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24」。12月10日(日)ディビジョン1の開幕節が2試合行われて、東京・秩父宮ラグビー場で、昨季王者のクボタスピアーズ船橋・東京ベイに4位に終わった東京サントリーサンゴリアスが挑んだ。なお昨季はスピアーズが3連勝していた。やはりワールドカップの決勝に出場したサンゴリアスのオールブラックスNO8サム・ケイン&南アフリカ代表WTBチェスリン・コルビがリーグワン初登場ということもあり、18,110人の観客が集った。

サム・ケイン

サム・ケイン


高本幹也

高本幹也


チェスリン・コルビ

チェスリン・コルビ

「FWに接点、セットプレーでどんどん前に行くよ」。そう1週間声をかけ続けたというキャプテンHO堀越康介が話したとおり、サンゴリアスFW陣はリーグワンでもトップクラスを誇るスピアーズのFW陣に対して引くことなく、ディフェンスでも前に上がり、プレッシャーをかけて主導権を握った。

尾崎晟也

尾崎晟也





松島幸太朗

松島幸太朗




FW戦で互角以上に戦えばアタッキングラグビーを誇るサンゴリアスは前半、キャプテンHO堀越のトライを皮切りに5トライ挙げて7-35と大きくリード。後半もハットトリックを達成したWTB尾崎晟也、弟CTB泰雅などが3トライを重ねて26-52で勝利し、昨季のリベンジを達成した。

POM(プレイヤーオブザマッチ)にはカウンターからのラン、ハイボールキャッチ、タックルなどで気を吐いたサンゴリアスFBコルビが選出された。


サンゴリアスの田中澄憲監督はNO8ケイン、FBコルビの活躍に関して「期待以上のプレーをしてくれた。特にチェスリンはプレシーズンの試合も1試合出ていることもあり、彼のスタイルがサンゴリアスにフィットしているので違和感なく対応し、チームにフィットするのがはやかったなという印象。ハイボールも強いし、ボールを持てば相手の脅威になる。サムは今週から本格的に合流したが、チームにフィットという意味ではまだまだできるが、グランドでは接点でバトルして頼りになった」と目を細めた。






リーグワンのデビュー戦となったNO8ケインは「サンゴリアスのジャージーを着てデビューしたことを誇らしく思う。パフォーマンスも満足しているし、オープンなラグビーは楽しかった。非常にビッグゲームだったと思うが、来日してからハードワークしてきました。(WTBコルビとプレーして)見ていた方はチェスリンがもたらしたインパクトがわかったと思う。ずっと対戦した相手とフィールドをともにするのは楽しい」と振り返った。



デビュー戦からPOMに選ばれたWTBコルビは「このチームの一員になり、デビュー戦を飾れたことも嬉しく思います。自分だけでなく今日はチーム全員の勝利だし、いいスタートが切れたので、残りのシーズンも楽しみです。(次戦はブレイブルーパス東京との府中ダービーですが)リーグワンには簡単な試合はないと思っていますし、それぞれのチームのスタンダードが上がっています。今日の試合で自信をつけて来週にフォーカスすることが大事。新しいこと、自分たちについて学ぶことをやめず、コーチ陣が期待していることを実行するに尽きるかな」と話した。

コルビがフォーリーを

コルビがフォーリーを


投げ倒す!

投げ倒す!


日本のラグビーファンに十分なインパクトを残し、サンゴリアスの勝利に貢献いたNO8ケイン、WTBコルビ。まだ第1節であり、プレー時間が長くなればよりチームにフィットしていくはずだ。12月17日(日)、東芝プレイブルーパス東京との「府中ダービー」も含めて今後の試合も2人の躍動が楽しみでならない。

チェスリン・コルビ

チェスリン・コルビ


斉藤健仁
スポーツライター。1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。印刷会社の営業を経て独立。サッカーやラグビー等フットボールを中心に執筆する。現在はタグラグビーを少しプレー。過去にトップリーグ2チームのWEBサイトの執筆を担当する。リーグワン、日本代表を中心に取材。

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