12月17日(日)から今季もラグビー大学選手権が本格的に始まり、東西で3回戦が2試合ずつ行われた。東京・秩父宮ラグビー場では流通経済大(関東リーグ戦2位)対筑波大(関東対抗戦4位)の「茨城ダービー」が行われた。
3年前は19-19でドローだった対決は今年もクロスゲームとなった。
前半は得点の取り合いとなり、17-16で流通経済大がリードして折り返した。後半1分、筑波大が1年のFB増山将のトライで17-23と逆転するが、16分、流通経済大はモールを押し込み、ペナルティートライを得て24-23と再びリード。しかも相手にシンビンが出て数的有利となる。
しかし数的不利となった昨季ベスト4の筑波大が集中力の高さを見せる。18分、SO楢本幹志朗(2年)がPGを決めて再びリードすると、27分にはFWがモールを押し込み、最後はPR大塚椋生(4年)がねじ込んで24-33とリードする。
その後、筑波大が流通経済大の反撃をPGのみに抑えて27-33で勝利し準々決勝に駒を進めた。筑波大の勝負所の集中力の高さ、そして「チームの武器」と嶋﨑達也監督が言うとおり、SO楢本が7本のプレースキック(4PG&3G)をすべて決めたことも大きかった。