高校選抜ラグビー・東福岡が強さを見せ制覇。桐蔭も可能性が感じられる試合に | ラグビージャパン365

高校選抜ラグビー・東福岡が強さを見せ制覇。桐蔭も可能性が感じられる試合に

2016/04/07

文●編集部


4月7日、熊谷ラグビー場では第17回全国高校選抜ラグビー大会の決勝が行われ、東福岡(福岡・九州大会優勝)と桐蔭学園(神奈川・関東大会準優勝)が対戦した。

前半、東福岡のアタックが機能し大きくリード

東福岡は全勝で予選グループを1位通過。決勝トーナメントも、大阪桐蔭戦を47−0、準決勝の東京高校戦を77−38と圧倒的な強さを見せ決勝に駒を進めた。一方、桐蔭学園は予選グループでは2勝1分で得失点差で決勝トーナメント進出。さらに、トーナメントでも國學院栃木に21−19、東海大仰星に29−26と接戦を制して決勝進出を果たした。

先制したのは、東福岡。前半5分、SO丸山凛太郎(2年)が敵陣10m付近でビックゲインし22m手前でインゴールへ向かってタップキック。熊谷ラグビー場独特の広いゴールエリアに転がるボールを自らキャッチしそのままトライ。CTB森勇登(3年)のコンバージョンも決まって7−0とする。

「FWでは相手より上回っていた」(NO8箸本龍雅キャプテン・東福岡)というように近場の接点で前に出ることができた東福岡は、フィールドを広く使ってバックスに展開しても、1対1の局面でも桐蔭学園を上回りゲインを繰り返しペースをつかんだ。

20分、再び丸山のゲインからCTB森がトライを決めリードを広げると、22分にも自陣からFWでゲインを切り、最後はWTB焼山功雅(2年)がトライを決め19−0と大きくリードして前半を折り返した。

 

後半、自陣からでもボールを継続し桐蔭が追い上げる

後半に入ってもFL福井翔大(2年)、SO丸山のトライで33−0と東福岡がトライを決める。桐蔭は、後半からキックを使わず自陣からでもボールを継続することで次第にリズムを掴み始める。13分、敵陣22m手前のラインアウトから桐蔭がプレッシャーをかけて東福岡のペナルティを誘発。するとゴール前のラックからLO川勝自然(3年)がトライ。

19分、敵陣10m付近から10フェイズかけて22mまで攻めこむ桐蔭。「慌ててしまいました」(箸本キャプテン)という東福岡はたまらずノットロールアウェイのペナルティ。クイックリスタートで再び9フェイズを重ね、最後はCTB山田雅也(3年)がゴール中央へトライを決め12−33とする。29分にも、自陣22mから12フェイズを重ね敵陣22m手前まで押し込み、一旦ボールを奪われるも、もう一度奪い返し、WTB疋田大河(3年)が右隅にトライを決め17−33。

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