4月21日から北九州市にあるミクニワールドスタジアムで行われている「HSBCワールドラグビーウィメンズセブンズシリーズ」に出場している女子セブンズ日本代表は初戦でニュージランドと対戦し5−38で勝利することができなかった。試合を終え、稲田仁ヘッドコーチが取材にこたえた。
2018/04/21
文●編集部
「攻撃する時間を長くすることにフォーカスしたい」稲田仁ヘッドコーチ
――強豪のNZ戦を振り返って
アタックもディフェンスも90秒以上継続しようがテーマだった。ディフェンスは以前より粘れるようになったが、アタックが思った以上にプレッシャーを受けた。次の試合に修正したい。
――田中の突破からバティヴァカロロのトライもありました。
相手が疲れたときに、裏が出たときにトライ取りきるという練習をやってきた。1つだけですが(それが)出たのが良かった。
――キックオフが良くなかった。
想定していたところと違うところに蹴ってきた。何本かいいキャッチもあったが、安定して取れなかったのは課題です。
――アタックについて
かなり(相手が)前にプレッシャーが来ていた。もう少し深くポジショニングするとか、ゲーム中に修正できなかった。思ったよりプレッシャー受けてパス、キャッチの精度が落ちた。
――自陣でキックのオプションは練習していた?
ほとんど今やっていなくて、相手7枚上がってきたが、マイボールを継続して攻めることを今はやっていました。
――平野のディフェンスに成長を感じるが
スピードある選手に対して、あそこで身体張れたのはチームにとっていいこと。他の選手も戻ってきているので、ボールを奪い返すところまで次の試合は期待したい。
――大竹選手を外に配置しました。
より広いスペースでパワー、スピードを活かせると思って、外目にポジショニングさせていた。
――予選プールの残り2試合はアメリカ戦とフランス戦です。
どちらのチームもフィジカル強くて足が速い。やろうとしていることは変わらず、アタックもディフェンスも継続する。もう一度、攻撃の時間を長くすることにフォーカスしたい。