9月20日、府中市の朝日フットボールパークで、リーグワンの東京サントリーサンゴリアスと埼玉パナソニックワイルドナイツのプレシーズンマッチが行われた。
両チームは、「東京三洋vsサントリー」として戦った旧東日本リーグ時代からのライバル。全国社会人大会で一度、トップリーグ時代のプレーオフで6度、日本選手権で6度、そしてリーグワン初年度のプレーオフで、あわせて14度も頂点をかけて激闘を繰り広げてきた。今季は12月21日の開幕戦で、味スタで対戦することが決まっている。この日は両チームにとって今季最初の対外試合だった。
試合は前半早々、サンゴリアスがワイルドナイツ陣に攻め込み、相手ゴール前ラインアウトのチャンスを得るが、サンゴリアスはゴールライン目前でノックオンを繰り返し、2度にわたってチャンスを逃す。それでもサンゴリアスは、ハーフウェー付近まで戻された地点で得たスクラムからアタック。3次攻撃でボールを持ったSO髙本幹也が鋭いステップで相手タックルを次々とかわし、ゴールポスト下にトライ。自らコンバージョンも決めサンゴリアスが7点を先行する。
サンゴリアスは続く14分、WTB江見翔太が自陣から約60mを独走トライ。再び髙本がコンバージョンを決め、14-0。
リードされたワイルドナイツは24分、敵陣に攻め込んでボールを持った新人CTB谷山隼大がステップで相手タックルを次々とかわし、最後はFBジョシュア・ノーラにつないでトライ。NZ留学帰りのSO齋藤誉哉がコンバージョンを決め、14-7と追い上げる。
サイドが入れ替わった後半もサンゴリアスが先に攻め込んだ。