RJ365読者のみなさん、あめましておめでとうございます。翔太です。今年もご愛読のほど、よろしくお願いいたします。
新年最初の仕事は、高校大会3回戦の解説でした。それが、秋田工と東海大仰星の熱戦。細かいプレー一つひとつについてはテレビの解説でお話したのでここではふれませんが、お正月からいきなりの素晴らしい試合で、胸が熱くなりました。高校ラグビーは本当に純粋で、一生懸命で、何が起きるか分からない。ワールドカップやトップリーグに比べても、情熱の量は負けていない。心が洗われる思いでした。
そして2日は大学選手権準決勝。僕は高校大会の解説で大阪に滞在していたのでテレビでの観戦だったのですが……2試合とも素晴らしい試合でしたね。
お正月、NHKの地上波で全国に生中継される試合で、これだけ内容があって、魅力的な試合を2試合続けて見せてくれた4チームの選手と関係者に、改めて称賛と労いの言葉を贈りたいと思います。本当に素晴らしかった。こういう試合をひとつひとつ積み上げていくことで、ラグビーって魅力的だな、生で見てみたいな、と思う人が増えていって、ラグビーがこれまで以上に社会に必要な存在になっていくのだと思います。
ラグビーワールドカップが価値あるイベントだと受け止めてもらえることも、ラグビー選手が社会で価値のある人間だと受け容れてもらえることも、こういうひとつひとつの試合の積み重ねの先にあるものだと思う。ありがとうございました。
では準決勝の2試合について、僕が感じたことを紹介します。
第1試合の明治vs大東。これは、僕がラグビーを始めた小学生の頃にテレビで見ていた大学選手権の決勝で戦っていたカードです。この試合を見ていて僕が一番感じたのは、明大の選手は、何というか、みんな「メイジっぽい顔をしてるな」ということです。
梶村くんなんて、あの、自陣で相手ボールを奪って蹴って追ってチャージして、そのまま自分でトライするという、ホントにスーパーなプレーを見せてくれたので、だから言ってるように聞こえてしまうと思いますが、ホントに、元木由記雄さんを見ているようなオーラを感じました。