翔太です。
PNC2024はフィジーが決勝で日本を41-17で破り優勝を飾りました。
日本はプール戦でカナダとアメリカを、準決勝でサモアを破り、決勝に進みましたがフィジーに敗れ準優勝という結果に終わりました。目標に掲げていた優勝には届かなかった。とはいえ、サモアには良い内容で勝って決勝までは勝ち進んだ。最低限のノルマは果たしたとも言えますが、最後のフィジー戦は覚悟していた以上の完敗だった。 総括の難しい大会でした。
評価を難しくしている要因のひとつはエディーが掲げていた「超速ラグビー」への評価でしょう。これが「新しい」かどうかは正直、微妙だと思います。超速にこだわるあまり、どの試合も同じような展開だったのは見ていて残念でしたが、JJ時代とは異なる戦術へのチャレンジ、新戦力の発掘という意味では有意義な4試合だったと思います。
正直「超速ラグビー」は極端な戦術に挑戦・遂行するのが目的で、目の前の試合に勝利することを優先したわけではない(勝つ気がなかった、とは違います)。最終的に、目的とする試合(RWC2027でしょう )でどのあたりでバランスを取るのか分かりませんが、その過程ではひとつのことをとことん追求する必要もある。1年目ならではのチャレンジだと思います。
という総論を踏まえた上で、日本代表にとってPNCのベストゲームだったサモア戦を振り返ってみます。