サクラフィフティーン、アメリカ戦テストマッチレビュー、楽しみにしていたイメージとは違う80分に | ラグビージャパン365

サクラフィフティーン、アメリカ戦テストマッチレビュー、楽しみにしていたイメージとは違う80分に

2024/08/22

解説●後藤翔太 構成●大友信彦


翔太です。
サクラXVのアメリカ戦第2テストマッチが17日、静岡スタジアム・エコパで行われました。
先週の解説でコメントしたように、第1テストマッチはドローでしたが、サクラフィフティーン(以降、サクラXV)は内容の良い試合を見せてくれました。これまでの日本の女子ラグビーではなかなかなかったような、スキル的にもゲーム理解度でもレベルの高いパフォーマンスを見せてくれました。それだけに、第2戦に向けてどんな成長を見せてくれるか期待して見たのですが……。

正直に言うと、残念というか、期待外れというか、僕が楽しみにしていたイメージとは違う80分間でした。

僕としては、第1戦のパフォーマンスから、引き分けた両チームがどんな修正あるいは進化を見せるか、ということに注目していました。でも両チームとも、全くと言って良いほど第1戦と同じ戦いをしていた。乱暴な言い方をすると成長がみえなかった。



アメリカに関しては先発を6人変えて、リザーブにも新しいメンバーを3人入れてきた。ツアーメンバーを全員使おう、実戦を経験させようという狙いが分かりました。一方の日本は先発15人のうち12人が第1戦と同じ顔ぶれ。リザーブも含めた23人のうち21人が第1戦と同じでした。同じメンバーで臨むなら、何かにおいて進化した姿、あるいは違う戦い方を見せて欲しかった、というか、貴重なテストマッチの機会ですから、そう使うものだと思っていたのです。


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