こんにちは、翔太です。
24日は全国高校セブンズをネットで観戦しました。
桐蔭学園、優勝おめでとうございます。そして大分東明、惜しくも優勝には届かなかったけれど準優勝おめでとうございます。最後までチームを信じて戦ってみごとに逆転勝ちした桐蔭学園は良かったし、大分東明も素晴らしい戦いぶりでした。高校ラグビーはもう10年以上、東福岡と東海大仰星、桐蔭学園と大阪桐蔭……といった同じ顔ぶれで頂点を争ってきましたが、大分東明は高校ラグビーに新しい風を運んでくれました。
僕にとっては母校の桐蔭学園と、故郷の大分県の大分東明の対決という、とても気持ちの入る顔合わせでした。大分東明のコーチには桐蔭学園―早大の後輩になる横山陽介がいるし、桐蔭学園も小西泰聖がスポットコーチについていた。よく知っている2人が高校生をうまくリードしていたのを見られたのは嬉しかったですね。
野球やサッカーに比べてラグビーは大学でも高校でも強いチームが偏っていて流動性が低いことが指摘されていますが、そんな中で新しい風を運んだ大分東明は、冬の花園でも注目チームになるでしょう。楽しみにしています。
イタリア戦を見て感じた違和感…
さて、日本代表の夏シリーズ、リポビタンDチャレンジカップ2024が、21日のイタリア戦で終了しました。
最後のイタリア戦は14-42の敗戦。残念な結果でした。
残念だったのは負けという結果だけではありません。僕が残念に思ったのは、負け方がそれまでと一緒だったことです。つまり、相手DFが揃っているところにガツガツ攻めてはボールを奪われ、トライを献上してしまった。
この試合、日本はエディー・ジョーンズHC復帰以後で初めて松田力也選手がSOで先発しました。松田選手は昨季も一昨季もリーグワンのプレーオフを戦っていて、エディーHC就任後の2月と5月に行ったジャパンのトレーニングスコッド合宿には参加していなかった。エディーの提唱する「新しいラグビー」「超速ラグビー」に慣れる時間が足りなかったこともあり、ここまでの4試合ではイングランド戦に途中出場したのみ。
満を持しての先発出場で、HB団のペアを組むのはワイルドナイツでチームメイトだった小山大輝選手です。コンビネーションにも不安はないはずです。ジョージア戦までの日本代表は「超速ラグビー」というコンセプトを過剰に意識したのかポゼッションにこだわりすぎ、相手DFの圧力をまともに受けすぎていたきらいがありましたが、ワイルドナイツでキックを活かしたゲームマネジメントに慣れている小山―松田のペアなら、「超速ラグビー」、つまり現在日本代表が取り組んでいるラグビーをより効果的に使い、アタックをコントロールできるのでは……と期待して見たのですが……
残念ながら、そうはならなかった。