2019年W杯にむけて大畑&箕内世代に訊く・1 「シンプルなことをして勝ちたい」沢木敬介 前編 | ラグビージャパン365

2019年W杯にむけて大畑&箕内世代に訊く・1 「シンプルなことをして勝ちたい」沢木敬介 前編

2013/03/29

文●斉藤健仁


2019年ラグビーワールドカップ日本開催にむけて、日本ラグビーは「世界のトップ8入り」を目指し始動している。大畑大介・箕内拓郎世代、彼らがベテランとしてプレーするだけでなく、未来の日本代表育成のために重要な役割を果たしている。そうした人物をフューチャーして、日本代表の現在地を探る!第1回は、U20日本代表HCを務める沢木敬介氏に訊く!

2012-13シーズン、サントリーサンゴリアスの全勝優勝をラグビー面で大きく支えたのが、日本代表でもSO/CTBで活躍し、7キャップを持つ沢木敬介HC(ヘッドコーチ)だった。

エディー・ジョーンズ氏(現日本代表HC)が抜けた後、昭和50年度生まれの同じ年の大久保直弥監督と二人三脚で強化にあたり、チームの2冠に大きく貢献した。

そんな沢木氏は、2012-13シーズンから、日本代表のエディー・ジョーンズHCに請われ、U20日本代表HCに就任。

6月にチリで行われるU20の2部相当の世界大会である「ジュニアワールドトロフィー(JWT)」でチームを優勝に導き、U20の1部相当に当たる「ジュニアワールドチャンピオンシップ」昇格させる指揮官として白羽の矢が立った。

そんな沢木氏にサントリー時代の6年間のコーチ業について、そして新たに就任したU20日本代表HCとしての抱負を聞いた。

 

コーチ6年間で一番タフなシーズンだった

――昭和50年生まれの沢木敬介HC(ヘッドコーチ)ですが、2006-07シーズンに選手を引退しています。思ったより「早かったかな」という印象があります。

沢木 当時のジャパンはJK(ジョン・カーワン)がヘッドコーチで、日本代表のスコッドにも入っていました。2007年のワールドカップに出場して引退もいいのかなと思っていたんですが、首をケガしていて、ワールドカップまでもたないと思ったので、(当時のサントリーの監督だった)清宮克幸(現ヤマハ発動機監督)さんと話して、選手を引退してコーチ業をやろうと切り替えました。

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