3月1日、ジャパンラグビーリーグワン、三菱重工相模原ダイナボアーズは直近2連敗で後半戦を前に連敗を止めてチームに勢いをつけたいところ。相手は11位のリコーブラックラムズ東京。前節、敗れたものの首位を走るブレイブルーパス東京と激闘を演じチームに勢いがある相手だった。前半４つのトライを決められ苦しい展開。前半、後半通してダイナボアーズはチャンスを作り出すものの自らのミスでスコアできずに結局1トライのみに終わり試合終了。7－22で敗れ順位を一つ下げた。

アーリーエントリーで2試合目の出場となったCTBハニテリ・ヴァイレア（大東文化大学）とここまで全試合に出場しているNO8吉田杏に試合後話を聞いた。グレン・ディレーニHC、岩村昂太キャプテンのコメントと共にお伝えする。

HIGHLIGHT

三菱重工相模原ダイナボアーズ　グレン・ディレーニーHC

ブラックラムズも素晴らしいスタートを切っていました。10-0の時、我々がアタックをしてて、インターセプトされたトライを取られて0－17になったシーンはこの試合でのビッグイシューでした。後半から粘り強さを見せていいプレーもありましたけど、何回かチャンスを作れたけど取り切れなかったところが一番残念なところでした。

ーーハーフタイムでの修正


最後のプレーでトライをとれるところで取れなかったのはミスコミュニケーションだったので、名前をコールするとかハーフタイムで話をしました。名前をコールするということと、どういうアクションをしてほしいのか、そういうコミュニケーションを明確にするように話をして、それは後半改善できたと思っています。

三菱重工相模原ダイナボアーズ　岩村昂太キャプテン

最後ブラックスが言ったことが一番のポイントかなと思っていて、チャンスはアタックで作り出せていたんですけど、ゴール前にいったところでしっかり取り切れなかったり、最後の3対1のところでミスコミュニケーションでうまくいかなかったりそういったところで自分らで自滅していった部分があったと思います。

ーー11位にチームが落ちてしまった。


直近4試合では、トヨタ戦ですごく良い入りができて、後半追いつかれそうになったんですけど、しっかり逃げ切って。その次にホンダ戦では逆転負けをしてしまいました。パナソニックがあって、今回また自分らのスキルで自分らがやりたいことが出来なくて遂行できなくてうまくいかなかった。

やりたいことをやれば結果が残るというのはわかっているんですけおd、ここ3戦ではできていないので、残りの8試合は、エクスキューションのところをより重きをおいてやっていきたいなと思っています。

三菱重工相模原ダイナボアーズ　ハラトア・ヴァイレア

ーー今日は予定よりも早い出場になりましたね

そうですね。予定では後半の20分くらいからだったので嬉しかったですね。早く出れて、でももうちょい自分らしくできたかなという感じです。


ーー前の試合と比べると今日の試合はどうでした？


今日の試合の方が、ちゃんとSOとコミュニケーションして、あと外のコールをちゃんと聞いて、（スペースが）空いているところにボールを運べていたのが良かったかな。

ーー大学からダイナボアーズへ来て何か違う点は？


プロのレベルになって、もちろんみんなスキルとかは高いし、その場にいれることに感謝して、みんなから勉強して、学んだことをグラウンドで出したいですね。

ーー今日は酒井監督（大東文化大学）も見に来てましたね


本当に、トライ取りたかったですね。みんなの前で。本当に来てくれて感謝です。今日もいいプレーも出来ていたので、これからもそういういいプレーをみんなに見てもらって、大学の方でもエナジーを与えられたらなと思っています。

ーーオフの時はどんなことをしてリラックスしていますか？


趣味というのはそうないんですけど、卓球が好きなんで。近くにあるんで、やってます。トンガにいたときから卓球やっていたんですけど、普通にショッピングしてご飯たべて、卓球もやるという感じです！

三菱重工相模原ダイナボアーズ　NO8吉田杏

チームとして結果がついてこないのは、残念な気持ちですけど、ここで切れると個人としてもチームとしてもだめだと思うので、自分は自分のやるべきこと、パフォーマンスを出すことを毎週心がけて、怪我をせずに高いパフォーマンスを維持していきたいと思っています。

今日の試合でも敵陣に何度も入ってチャンスだったのに、最後スコアまでできなかったところは、ピースがハマっていないというか、集中力が切れていた部分があると思うので、そこは個人というよりもチームとして何かが足りていないかな。ここは多いので、今もがき続けている途中です。

ーー今シーズンご自身は好調をキープしているのは


（チーム加入して）2年目ということで、チームにフィットできているというのが一つあると思います。あとは80分間、ボールキャリーだったりタックルだったり、いわゆるワークレートの部分は磨き続けている部分なので、そこはレベルアップできているんじゃないかなと思っています。

あとはケアの部分は時間をかけるようにはなりました。怪我をするとやっぱり成長を止めてしまうので、一試合一試合ケアにかける時間もゆっくり自分と見つめながらやっています。ケアグッズはめちゃくちゃいろんなものあります（笑）。


――来週はバイウィークです


心身ともにリフレッシュして、後半戦8試合ありますけど、どれも落とせない試合になってくると思うので、まずはレビューを厳しい目で見てどう戦っていくか、チームとしても個人としてもハイパフォーマンスを続けられるように準備してしたいですね。