昨年大学選手権でベスト4入りを逃した東海大は、春の公式戦初戦で早稲田大と対戦。雨風と厳しいコンディションの中、序盤からペナルティーを連発し3連続トライを許し流れを作れない。前半28分にもシンビンで一人少ない状況となり、前半は14-26とリードされ折り返す。後半1トライを返すも19-33で勝利することができなかった。
この試合を振り返って木村季由監督は「入りが良くなかった。セットプレーも最後まで安定しなかった」と課題を指摘。ただ、新チームになり早い段階からトレーニングがはじめられたこと、東海伝統の「長く・じっくり練習」することがコロナが明けて取り組めていることでシーズン本番に向けて、例年よりも満足いく取り組みができているとも話した。
谷口宜顕新キャプテンのコメントと合わせてお伝えする。
東海大・木村季由監督
私達はあくまでチャレンジャーとして今日のゲームに臨みました。前半ちょっと空回りで反則が続いてしまって、試合の主導権を握れずにすすんでしまった。入りが良くなかった。セットプレーも最後まで安定せず、スクラム、ラインアウトともにボールの争奪のところも今日はうまくいかなかった。そういうところをしっかり修正していきたい。結果よりも、ゲームの内容、正しいことができていたかどうか、というところに目を向けて改善していきたい。
――先週も今週もセットが安定していなかったのは?そこまで練習やっていないのか、まだ新しい選手が多いのか。
やっているんですけどね。まだ経験値とか、若い選手が多いのと、結構人も入れ替わっているんで、その辺のところでまだ成長過程かなと思います。
――接点の部分
今日のコンディションだとボールの争奪のところと、FWのセットプレーが一番大事になってくるということは彼らもわかっていたんですけど、試合前からペナルティーは絶対しないで行こうと言っていたんですけど、始まっちゃうとどうも、気負いなのかわからないですけど、ああいうオフサイドがあったり。こちら側の問題だけじゃなくて、早稲田大さんのシンプルなアタックと一人ひとりが一歩でも前に出ていこうという圧を感じさせているので、反則が起きる部分もあると思います。まだまだ接点のところも勝てていないという感じはありますね。五分じゃだめで、あそこを勝たないとうちのスタイルではないので、そこは追求していきたい。