8月8日、予選プールを3戦全敗で9位〜12位決定戦にまわった7人制ラグビー女子日本代表は、ケニアに勝利し、9位をかけてブラジル代表と対戦した。
前半、大黒田の判断良いキックから先制のトライを奪うサクラセブンズ
予選プールで敗れているブラジルとの再戦。この試合に勝利しなければワールドシリーズのコアチーム残留することができない。メダルの可能性はなくなっても2020年の東京五輪にむけても「どうしても負けられない試合」だった。
ブラジルのキックオフミスからマイボールとしたサクラセブンズは、ブラジルのペナルティーから22m付近まで攻めこむと大黒田裕芽がスペースにボールを蹴りこむとすかさず山口真理恵がチェイスしプレッシャーをかけキャリーバックとして5mスクラムのチャンス。
慌てたブラジルはこのスクラムでオフサイドのペナルティー。素早いリスタートから、最後は大黒田が先制のトライを決める。直後のキックオフでブラジルの猛攻を前にでるディフェンスで懸命に守るが、5分、一瞬の隙をつかれ50m以上の独走を許しブラジルに逆転を許す。
さらに前半ロスタイム。キャプテンの中村知春がハイタックルでシンビン。直後のリスタートからトライを決められ5−12とリードを許して後半を迎える。