決勝でのドイツとの死闘を制し、後半ロスタイムでの逆転勝利で見事ワールドシリーズのコアチーム昇格を決めた男子セブンズ日本代表。長くセブンズを引っ張っており、セブンズへの思いも強い橋野皓介に話を聞いた。
男子セブンズ日本代表で必要なことは「まとまること」
――いいキックパスもありましたね。今回の昇格大会は厳しかったのでは?
今までだと気をつけないといけない相手は1〜2チームくらいでしたが、今回は4〜5チームはいましたのでタフな昇格大会でした。逆に終わってみれば(予選プールで)チリに負けてよかったと思います。勝っていたら危機感が(チームの中で)生まれなかった。負けたので自分たちを見つめ直せたいい敗戦でした。
――試合を重ねるごとにディフェンスが良くなってきました
ずっと、ディフェンスにフォーカスしてやってきましたが、7人で守れていなかった。アタックはワイドにボールを運ぼうとしましたが、真ん中で誰かが仕掛けにいったり、真ん中に意図せずラックができたり、自分たちのラグビーができていなかった。自分たちのラグビーを見つめ直し、2日目(予選プール3試合目)のウガンダ戦に臨みました。
――ディフェンスは具体的にどんなことを意識していたのでしょうか?
前に出るのではなく、面を揃えて、端っこに追い込んでいく。(リオ五輪の時とは違って)今はすぐに前へでません。端っこに追い込んで2対2になったら、最後に出ます。
――それはリスク減らすということ?
そうですね。それがダミアン(・カラウナHC)の考えですね。
――合谷選手のケガもあり途中から先発に回りました。
香港セブンズは格別です。他の大会と違う雰囲気ありますし、お客さんも違うし一番の大会です。最初の2試合(の出来)は悪かったです。ですが、最初の2試合と後半の4試合は違うチームになっていたと思います。