エディージャパン初陣「言い訳なし。現段階でベストなメンバー」 | ラグビージャパン365

エディージャパン初陣「言い訳なし。現段階でベストなメンバー」

2024/06/20

文●編集部


20日、ラグビー日本代表は22日に行われる「リポビタンDチャレンジカップ2024」イングランド戦の試合登録メンバーを発表した。初キャップが8名という若い選手、新しい選手で強敵イングランドに挑む。今回のメンバーセレクションについて、エディー・ジョーンズHCは「言い訳なし(日本語で)。日本のラグビーを変えていかなければならない時期に入っています。だから若い選手を何人か選びました。現段階では(出場する)彼らがベストな選手です」と話した。

エディー・ジョーンズHC「チームがスタートした時点からリーチ・マイケルがキャプテンに決まっていた」

エディー・・ジョーンズヘッドコーチ

エディー・・ジョーンズヘッドコーチ



コンニチワ。試合に向けて本当にいい準備ができたし、選手たちの取り組み姿勢や 頑張りにもとても感心しています。イングランド代表との対戦を本当に楽しみにしています。アリガトウゴザイマシタ。


――若いチームで経験値のあるイングランドと対戦します


言い訳なし(日本語で)。日本のラグビーを変えていかなければならない時期に入っています。だから、若い選手を何人か選びました。現段階では、(出場する)彼らがベストな選手です。



そしてもちろん、イングランド代表もスティーヴ・ボーズウィックHCが3年かけてチームを再生させてきています。私たちはそのサイクルの10日目です。そこにはギャップがあります。しかし申し上げたように、言い訳はしません。私たちは非常に良い準備をしてきました。土曜日は白熱した試合ができるでしょう。




――キャプテンをリーチ マイケルに指名した理由は?


キャプテンを選ぶには必ずプロセスがあります。自分のチームがどの位置にいるのか、その時点でチームにどんなキャプテンが必要なのか。そして、前回のワールドカップに出場したシニア選手の引退が特に増えたのがわかった時、非常に若いチームになる見込みだったので、経験豊富なキャプテンが必要でした。


そしてリーチは、日本代表の過去の記録を見ても、傑出した主将として際立っています。彼はとても調子がいいし、優勝した東芝(ブレイブルーパス東芝)でもプレーしていたので、マイケルをキャプテンに選んだのは自然なことでした。


――リーチをキャプテンに決めたのはいつか


非常に難しい質問です。さっきも言ったように、チームを編成するプロセスというものがあります。確かに、メンバーが揃った時点でマイケルがキャプテンになることは明らかでした。ですので、もしいつかということをはっきりさせたいのであれば、チームがスタートした時点からマイケル リーチがキャプテンに決まったというふうに言えるかと思います。




――早稲田大学2年のFB矢崎を起用した理由と期待すること


パシフィック・チャレンジ2試合で良いプレーをした。彼はパシフィック・チャレンジで、断トツのベストプレーヤーでした。それから日本代表の合宿に彼を連れてきたのですが、練習するたびにどんどん良くなっています。

矢崎由高

矢崎由高



そうですね、学生寮で150人の学生たちと一緒に暮らしているような若者です。今はあまりいい学生ではないかもしれませんが、ラグビーを学んでいることに関しては素晴らしい学生です。彼は日本にとって素晴らしい未来です。

だからとても簡単な決断でした。もちろん、若い選手を選ぶときは、その選手が精神的に十分成熟しているかどうかを常に意識しています。しかし、私たちが見た限りでは、彼がこの状況に対応できるのは明らかです。

オーウェン・フランクス

オーウェン・フランクス



――タイトファイブはかなり若いメンバーで、経験のあるイングランドに挑みます


キャンプで10日間、彼らは本当によく頑張ってくれました。いいコーチングスタッフに恵まれたのは幸運でした。ニール・ハットリーがFWをまとめ上げ、そしてオーウェン・フランクスは、文字通り4週間前にプレーを終えたばかりで、若いFWたちが彼の専門知識を完全に吸収し、ハードワークしようという姿勢を存分に発揮していました。

ヴィクター・マットフィールドコーチ

ヴィクター・マットフィールドコーチ



さらに、ビクター・マットフィールドは、間違いなく史上最高のロックの一人です。だから、彼らは素晴らしい指導を受けているのです。そして、私たちはこれをプロジェクトの一環として捉えています。

イングランド代表に勝ちたいのはもちろんですが、日本の若い選手が成長する機会を与えられ、ジャパンのラグビーができるチームを作るというプロジェクトの一環です。だから、彼らにとってはタフな一日になるでしょうね。

(イングランドのPR)ダン・コールはおそらく準備万端でしょう。彼がプレーしたテストマッチの数はいくつですか? 100 キャップ以上ですから、それを (スクラムを組んだ数を出すには)30 倍してください。もし数学が得意なら、それは何を意味するのでしょうか? たくさん、たくさん、たくさんスクラムを組んできました。ジョー・マーラーはスクラムを何年もやってきた選手です。

だから、スクラムは優れた選手と対戦することでしか上達しない。ですから、難しい試合になることはわかっていますが、この試合から学ぶことは、若い選手たちにとって絶対に素晴らしいものになると確信しています。

イングランドから来た記者にもジョークを交えて返答するジョーンズHC

イングランドから来た記者にもジョークを交えて返答するジョーンズHC



――(※イングランドの記者の質問)イングランド代表の選考についてどう思われましたか? サプライズとなるラインアップがあれば教えてください。


私があなたに何を言っても、デイリー・メールの見出しになることは分かっています(笑)。とてもいいチーム、素晴らしいチーム、素晴らしいセレクションだと思います。


――(イングランドの記者の質問)イングランドのボーズウイックHCについて、あなたは彼の仕事に対する尊敬の念を語っていますが、あなたから見た彼の姿とは? 彼とあなたとの違いは?


皆さんがご存知の通り、彼は若いですがイングランドのHCという非常にプレッシャーのかかる仕事を大変素晴らしく努めています。おそらく世界中のどの仕事よりも厳しい目で見られます。だから、彼はかなりそれにうまく対処していると思います。彼はチームを再編成しているところです。彼は何人ものベテラン選手を残しながら、若手選手を育て始めています。だから、彼は本当に、本当にいい仕事をしていると思います。


10番起用の李承信「攻撃に使える、他の資質を持った選手を探している」

李承信

李承信



――10番の選手選考について。SO李承信選手が先発です。


1、2年前、李が日本代表としてプレーしているのをいつも見ていまして、10番の彼の動きにはいつも感心させられていました。しかし、その後、彼は少し調子を落とし、ワールドカップにはあまり出場しませんでした。その後、クラブ(神戸)では13番を任されるようになり、彼にとっては難しいことだったでしょう。

松田力也(右)はリザーブからの出場

松田力也(右)はリザーブからの出場



でも、私たちはいつも、彼なら何か少し違ったものを与えてくれると感じていました。SO松田(力也)は経験豊富で、とても堅実でいいプレーをする選手ですので、我々にとって重要な選手になるでしょう。

ただ、私たちは攻撃に使える、他の資質を持った選手を探しているだけです。SO李にはそれがあると感じていますし、彼は素晴らしいです。彼は非常によく練習をしました。菅平で10日間、宮崎で10日間、そして、その間に非常に成長しました。だから、彼がステップアップする絶好のチャンスです。



――2015年当時と、現在のコーチングスタイルの変化は? 


それは私のコーチングスタイルではなくて、選手たちの力をいかに引き出すかということなんです。また、日本のラグビーの歴史を見てみると、日本のラグビーは成功しているときはいつもラインアタックに勇気をもってプレーしてきました。ディフェンスでは粘り強いプレーを見せつけてきました。



日本のチームは他の国とは違って、日本人らしいプレーをしています。身体的には違いますからね。だから、プレーのやり方で長所を見つけなければなりません。つまり、私のコーチングがどうこうということではありません。日本に合ったスタイルということです。

だからイングランド代表との対戦が楽しみなのです。イングランド代表は強豪です。前回のワールドカップではベスト4に入っています。彼らの伝統的な強みであるセットプレー、キック、キックチェイスを持っていますからね。そして、彼らは(ディフェンス)ラインスピードも身につけています。

だから、私たちが今どの位置にいるのかを確認するためには、これ以上ないチャンスだと思っています。そして、この試合でどんなことがあっても最後の瞬間までしっかりと戦い抜くつもりです。私たちは最後の瞬間まで戦い抜くことができると骨身にしみて感じています。そして、もし私たちの実力が十分なら、試合に勝てるでしょう。もし私たちが十分でないなら、良くなるために何をすべきかを考えましょう。とてもシンプルなことです。


――リーチのキャプテンはイングランド代表戦のみか、その後も務めるのか。


マイケル(リーチ)が(日本代表に)選ばれている限り、できる限りキャプテンでいてほしい。選考は一時的なものなのか、恒久的なものなのか、ということもありますけど、彼はキャプテンとして、チームを引っ張っていってもらいたい。だから、そういうつもりです。


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