オペティ・ヘル「恩返ししたい気持ちが強かったから日本代表を選んだ」 | ラグビージャパン365

オペティ・ヘル「恩返ししたい気持ちが強かったから日本代表を選んだ」

2024/10/24

文●編集部


エディージャパンはオータムツアーの初戦となるオールブラックス戦の試合登録メンバーを24日(木)に発表する。注目は、今回のツアーより代表招集されたPRオペティ・ヘル(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)。破壊力あるフィジカルで新たなエナジーをチームに与えてくれること期待大だ。果たしてメンバー入りするのか。20日に行われたラグビークリニック後に取材に応じ、日本代表を決意した思いやオールブラックス戦への思いを聞いた。

PRオペティ・ヘル

子どもたちとのラグビークリニック、右は竹内柊平

子どもたちとのラグビークリニック、右は竹内柊平


――今日(10月20日)はラグビークリニックで小学校の子どもたちに指導しましたね


子どもたちのエナジーと明るさから、自分もエナジーをもらった。子どもたちと接することができてすがすがしいです。感謝しています。


――PRヘル選手も元気もらった?


確かに身体の疲れが吹き飛びました。別のエナジーがもらえますし、日本代表として子どもたちに接することができて、彼らの日本代表になりたいというモチベーションを上げることができたかなと思います。


――今回、日本代表に選出されましたが、トンガやオーストラリア代表の代表資格もあったのでしょうか?


トンガ代表だけでしたね。もしオーストラリアに戻っていたらオーストラリア代表資格を得られたかもしれませんが、日本でプレーしていたので、日本にしっかり5年いて、日本代表資格を得ようとしていました。


――今秋、5年居住をクリアして、日本代表を選んだ理由は?


日本に来て、日本が自分にくれたラグビーの機会、スポーツに対して好きな気持ちをもらったからこそ、日本に恩返ししたい気持ちが強かったから日本代表を選びました。


――いつから日本代表になることを意識していたの?


(2019年に)初めてクボタとサインしたときに、ですね。自分の夢が変わったという感じでした。それまではトンガ、オーストラリアの代表でプレーしたいという気持でしたが、義理のお兄さん(トゥパ フィナウ)のいるクボタとサインしたことで、自分はこれから日本で生活し、今後、日本でプレーしていくんだという気持に変わりました。

――秋に日本代表に呼ばれる前からワクワクしていた?


何回かエディー(・ジョーンズHC)とミーティングをしていたのですが日本代表に呼ばれるかわからなかった。だから自分のコントロールできることだけに集中していた。ハードワークしたことが実になったことに感謝しています。


――10月26日、初キャップがかかった試合がいきなりオールブラックス戦となりました


緊張しています。ですがハイレベルなスタンダードを保って、プレーしたら大きな責任をまっとうしないといけないと感じています。自分自身はこの1〜2週間、しっかり準備をしているので、もし試合に出たら自分の仕事を遂行したいと思います。もしプレーするチャンスがあれば他の選手たちと同様に、ファンに見応えある試合をして、勝利を届けたいですね。


――あらためて自分の強みは


ボール持って走ること、ボールを持って相手にヒットすることが強みです。もう1つの強みはチームの力、エナジー、勢いが自分に大きく伝わり、それをプレーで体現することですね。


――ちょっと痩せたように見えますが?


はい、今は体重129kgです。オフシーズンは133kgでした。日本代表は速いゲームなので、ベストなシェイプにならないといけないですね(笑)。

――日本代表にはトンガ出身選手も多いのでやりやすさもあるのでは?


はい、トンガ出身選手が日本代表にいることで、チームがどういうことを期待しているかシェアをしてくれているのでやりやすいですね!

チームには同じくトンガのシオサイア・フィフィタがいる

チームには同じくトンガのシオサイア・フィフィタがいる


――次回の2027年ワールドカップ、かつてプレーしていたオーストラリアで開催されますね。


そうですね。ワクワクしますけど、先のことはコントロールできないので、今はコントロールできる、来週のオールブラックス戦にフォーカスしています。

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