28日(日本時間29日)、ラグビー日本代表はサモアとの厳しい戦いを勝利し準々決勝進出に一歩近づいた。プール最終戦のアルゼンチン戦に勝利すれば2大会連続のベスト8入りを果たす。試合後に行われた会見でジェイミー・ジョセフHCコメント全文日本語訳でお届けする。
――SH流選手の欠場理由、現在の状況と、先発した齋藤選手の評価。
流は練習でふくらはぎに張りを覚え、検査してみたら軽い炎症を起こしていた。幸いにもチームには他にいいSHが二人もいるので、昨日、(彼を欠場させる)決断は難しいものではなかった。ナギ(流)が来週の試合には出られる状態であることを願っている。
(齋藤)直人はこの試合に急遽先発することになったが、非常にいいパフォーマンスだったと思う。さらに、(福田)健太も評価したい。今年代表に入って出場チャンスがこれまで得られていなかったにもかかわらず、常にトレーニングに励み、ポジティブでい続けていてくれ、非常に信頼できる選手の一人で、(こうした選手がチームにいることが)私たちは本当に幸運だった。
――試合中、10点差でPGを狙った決断は。
(隣にいる姫野)和樹の判断だから彼に聞いたほうがいいだろう。今週を見ていても、それは妥当だと感じたし、和樹が、それが正しい判断だと思ったなら、我々は常に彼の決断を支持する。チームには経験豊富な選手も多いし、試合中はコーチ席にいる人間よりも、実際にプレーして感じている選手たちの状況判断の方が優先されるし、我々はそれを信頼している。
ここで座って決断について話すのは簡単だ。だが、試合のプレッシャーにさらされる状況では、もっと難しい。プレッシャーの中で正しい決断を下せるように、そして正しい決断を下す勇気を持てるように、選手たちに準備をさせている。ただ、常に判断が明確に下せるわけではないので、そうならないように選手自身をバックアップする必要はある。
――この勝利は次のアルゼンチン代表戦に向けてどのような意味があるか