日本代表の10番争いに、青い目の新顔が加わった。
静岡ブルーレヴズのサム・グリーンだ。
6月30日のマオリ・オールブラックス戦にSOで先発したグリーンは、前半9分、相手のミスボールを拾ったNo8青木恵斗に素早く走り寄ってパスを受けて外へ展開。WTB植田和磨の先制トライにつなげると、すぐにコンバージョンを成功。その後も日本BKのアタックをリードし、植田の2トライ目のコンバージョン、後半のPGも成功し、3度のキックで100%キックを成功させた。
「前半はいいスタートを切れた。後半は自分たちのエラーで相手に勢いを与えてしまったけど、ポジティブな要素は多かったと思う。前半はボールをスピーディーに動かしてチャンスを作れていた。僕のデキについては、映像を見直してみないとはっきりしたことはいえない。展開が速くて、ボールが止まらないシチュエーションが続くケースが多い。そこでどうするのか、まだまだ改善が必要だと思う」
それでも、桜のエンブレムをつけて試合に臨んだことは特別な経験だった。