香港との激戦を制することの意味。後半に逆転、若い選手たちが中心となって乗り切った80分がジャパンを進化させる | ラグビージャパン365

香港との激戦を制することの意味。後半に逆転、若い選手たちが中心となって乗り切った80分がジャパンを進化させる

2017/05/07

文●編集部


5月6日、秩父宮ラグビー場ではアジアラグビーチャンピオンシップ2017日本代表対香港代表の試合が行われた。若手主体の日本代表の中で、ケガとコンディション調整で実戦を離れていた、CTB立川理道(クボタ)とHO堀江翔太(パナソニック)が久々に復帰。CTB鹿尾貫太(東海大4年)が初先発を果たした。

「鹿尾は、大舞台でキックというオプションを使える自信があった」(ジェイミー・ジョセフHC)

初先発ながら、いきなりトライをアシスト

初先発ながら、いきなりトライをアシスト

メインスタンドを背に右から左へ強風が吹き荒れる中、ジャパンのキックオフでゲームがスタート。ジャパンのプレッシャーでボールを自陣ゴール前まで押し込められた香港はクリアキックを蹴るも、SO松田力也(パナソニック)の見事なリターンでボールを再び敵陣22m内側に戻すと、SH茂野海人(NEC)が右のオープンサイドへ展開。鹿尾が相手ディフェンダーのギャップへグラバーキック。この試合のチャレンジの一つとして、アタックラインに立っていたNO8松橋周平(リコー)がボールをキャッチするとそのままインゴールへ。ジャパンがディフェンスでプレッシャーをかけ先制トライに繋げた。「練習はしていました。あれは(鹿尾)貫太の判断が良かった。」(松橋)

先制トライをあげた松橋。後半途中、両足がつり交代。「準備不足でした」

先制トライをあげた松橋。後半途中、両足がつり交代。「準備不足でした」

そこからリズムにのって行きたかったところ、ブレイクダウンのレフェリングに悩まされた。3つのノットロールアウェイでボールを自陣に戻されると、17分、自陣22mのブレイクダウンでもオフサイドを取られ、PGを与えてしまう。さらにこのペナルティーでLOアニセ・サムエラにシンビンが出され10分間の一時的退場を余儀なくされてしまう。

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