エディー・ジョーンズ日本代表HCは、31日から千葉県成田で合宿を行っているJAPANXVを視察。練習終了後、メディアの取材に応じた。今回U20日本代表の選手を主体で構成している中で、4名選手がオーバーエイジ枠で招集された。エディー氏は「私にとってはセレクションの意味合いが強い」と話した。
――ジャパンXVに期待していること
本当に上達したいと思っている若い選手を探している。ハードワークして、そして超速のラグビーができるチームだ。だから、私にとってはセレクションの意味合いが強い。もちろん、チームとして良い結果を出してほしいが、それ以上に私は個々の選手に注目している。
――試合のパフォーマンスで注目していることは
セレクションと同じで、最もシンプルな事柄です。試合を見て、ハードワークしているか、ボールを持っている時も持っていない時もいいパフォーマンスを見せる。常にチームメイトを助けようとする。そういうプレーを私は求めています。
――今日の練習を見た感想は
6週間ほど選手たちを見て、成長し始めた選手と落ち始めた選手を見てきた。この年代では、みんな迷いや不安、弱さを持っていて、自分のベストを見つけようとしているか。そう、ただそれだけです。つまり、育成というのは、選手たちがどのように成長し、どのように成長が止まってしまうかを見極めることなんですよ。
――U20代表選手の中には180cmもない小柄なFLやPRもいる。そういった選手たちは代表として通用するか。
体格は一つのファクターではあるが、それが決定的な条件というわけではない。 身体的に不可能な選手はいない。彼らの身体で何ができるかだ。歴史的に見ても、最も背の低いプロップが、最高のスクラムを組む選手もいる。だから、自分の体で何ができるかが大事なんです。